大谷7・7にも復帰!手術回避決定 ド軍戦でDH復帰視野

2018年06月30日 05:30

野球

大谷7・7にも復帰!手術回避決定 ド軍戦でDH復帰視野
ブルペンの打席に立ち、投手の球で目を慣らすエンゼルス・大谷 Photo By 共同
 エンゼルスは28日(日本時間29日)、右肘内側側副じん帯損傷で故障者リスト(DL)入りしている大谷翔平投手(23)が同日にロサンゼルス近郊で再検査を受け、患部が回復していると発表した。これを受け、じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を回避することが決定。本格的な打撃練習を再開し、早ければ7月6日(同7日)のドジャース戦でのDH復帰が視野に入ってきた。
 大谷の右肘のじん帯に一定の回復が認められ、球団が見込んでいた前半戦中の打者復帰へ道が開けた。二刀流ルーキーの離脱後、チームは6勝13敗と急失速。マイク・ソーシア監督は、レッドソックス戦前に取材に応じ「とてもエキサイトしている。彼が打者として戻ってくることは我々のチームに大きなインパクトをもたらす」と喜びを隠さなかった。

 診断を受け、これまで左手一本だった打撃練習は「セイゲンナシ」(ソーシア監督)に。早速、この日から両手でのフリー打撃を再開した。電話会見を行ったビリー・エプラーGMは「この2日間は通常の打撃練習をする。そこで彼がどのような判断をするのか。それによって週末のステップを考えたい」と説明した。

 現在のフリー打撃は60マイル(約97キロ)程度の球を打っており、今後は「ライブBP」と呼ばれる実戦形式のフリー打撃からシート打撃→紅白戦、マイナー戦など、実戦へ強度を上げていく。調整が順調に進めば、最速で7月6日(日本時間7日)からのドジャース3連戦での復帰が十分に考えられる。じっくり段階を踏んでも、10日(日本時間11日)からのマリナーズ3連戦に出場できそうだ。

 一方で、手術は回避したものの、投手としての復帰には慎重を期す。エプラーGMは「(復帰への準備は)3週間後に再検査をしてからになる」と、3週間は本格的な投球練習を再開しない方針を明かした。14年に同じPRP(多血小板血しょう)注射を受けたヤンキースの田中は、復帰まで約2カ月半を要しており、8月中の復帰が現実的な目標となる。

 ここまで6本塁打、4勝をマークしている大谷。1918年のベーブ・ルース以来100年ぶりとなる「10勝&10本塁打」の達成は難しい状況となってきたが、まずはバットでチームを助ける。

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