西武 木村が救ったサヨナラ弾 12年目29歳「まさか」

2018年07月02日 05:30

野球

西武 木村が救ったサヨナラ弾 12年目29歳「まさか」
9回2死 サヨナラ本塁打を放ち生還し源田と抱き合う木村(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武8―7楽天 ( 2018年7月1日    メットライフD )】 4点差を追いつかれた消沈の中、8回守備から出場していた西武・木村の打球が舞った。9回2死、宋家豪(ソンチャーホウ)の150キロをバックスクリーンへ。12年目の29歳が初のサヨナラ弾で連敗を2で止めた。
 「誰も想像しなかったと思いますけど。来た球をフルスイングしました」。04〜08年の復刻ユニホームを着る「ライオンズクラシック2018」最終戦。ここまでは3連敗で、全敗危機を救った。埼玉栄から07年に入団。当時は投手で、通算1勝で12年9月から野手に転向した。「1軍のマウンドで投げることだけ考えていた。まさか10年後にこんな場面が来るとは」と笑った。

 9回は左翼・斉藤彰の落球から同点とされた。1学年下の春日部共栄出身で、木村は05年夏の埼玉大会決勝で対戦。4三振を奪ったが甲子園行きは譲った。1つ後の9番を打つ後輩に「何とかチャンスで回してあげたかった」という思いが、試合を決める一撃を生んだ。

 2位・日本ハムとは再び1ゲーム差に広げた。辻監督は「嫌な雰囲気だったがチームを救ってくれた」と称えた。(後藤 茂樹)

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