阪神・ボーア&サンズの「BS砲」大好き甲子園で逆襲だ!乗せろ2桁アーチ

2020年08月25日 05:30

野球

阪神・ボーア&サンズの「BS砲」大好き甲子園で逆襲だ!乗せろ2桁アーチ
阪神・ボーア Photo By スポニチ
 阪神のジェリー・サンズ外野手(32)が19日ぶりに戻る甲子園からの再進撃へ気勢を上げた。夏の長期ロードを終え、25日からは中日3連戦。9発のうち最多4発を本拠地で記録し、同じく9発のうち最多タイ3発のジャスティン・ボーア内野手(32)とともに2桁本塁打に乗せれば、14年のマートン、ゴメスコンビ以来だ。巨人追走へ、「BS砲」にかかる期待は大きい。
 8年ぶりに長期ロードで負け越したとはいえ、下を向いて甲子園に帰ってきたワケじゃない。確かな希望が芽生えている。同じ9本塁打で並ぶボーア、サンズの助っ人だ。助っ人では中日・ビシエドの12本に次ぎ、近年猛虎の悩みだった破壊力不足を間違いなく快方に向かわせてきた。

 同一シーズンに助っ人2人が2桁本塁打に達すれば、14年のマートン(14本)、ゴメス(26本)以来。高い期待値からすれば、「もっと…」の声があっても、来日1年目、しかも3カ月も開幕が遅れた異例のシーズンと考えれば健闘だ。大台に突破し、その先も順調に打ち続ければ「優良助っ人」と呼んでも違和感はないだろう。

 そんな2人は聖地でよく打つ。ボーアは9発中3発が甲子園で、神宮と並び球場別トップ。サンズは9発中4発が甲子園で同トップだ。広い聖地でも一発が期待できる状況は今季ならでは。最近4試合で4番に座るサンズは6日以来の本拠地帰還を前に腕をまくった。

 「最近ピッチャーがいい仕事をしてくれている。点を取れなくても粘ってくれているので、野手が塁に出て、ランナーを返すことができるよう意識していくよ」。通算打率・571と得意の火曜日についても「続けられるよう頑張りたいね」と笑顔で呼応した。

 サンズの抱く思いは攻撃陣の総意だ。矢野監督は「今は投手がスゴく頑張ってくれている」と現状を評し、「この間に打者の状態を1人でも上げていくことと、チームとしてどう点を取るかという課題は、監督としてある」と続けた。東京を転戦した先の6連戦は先発投手が全員がクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)を達成しながら2勝4敗。今度は野手の意地の見せどころだ。

 ボーアの「ファイアボールフェイスタオル」に続き、サンズの「ハッピーハンズフェイスタオル」が、25日から発売される。チームメートに向けて両手をブルブルさせるパフォーマンスで、9号を放った15日の広島戦で自ら命名した。「ハッピーハンズで喜びをシェアしていただきながら、安全に試合を楽しんでもらえたらうれしいです!」。成績でもキャラでも猛虎に溶け込む「BS砲」が猛虎の再出発をけん引してくれそうだ。(巻木 周平)

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