広島・床田「まじでしんどかった」 76日ぶり2勝目 自身5連敗でストップ

2020年09月26日 05:30

野球

広島・床田「まじでしんどかった」 76日ぶり2勝目 自身5連敗でストップ
<広・D(18)>ヒーローインタビューを終えガッツポーズする床田 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島5-3DeNA ( 2020年9月25日    マツダスタジアム )】 観客数の上限が緩和されて訪れた1万5035人は、広島・床田の好投に7勝した昨季の姿を重ねたことだろう。149キロを計測した球速も、内外に投げ分ける制球力もよみがえった。今季最長の7回1失点。「勝つことだけを信じてやってきた」。7月11日の中日戦以来、76日ぶりの2勝目となった。
 9奪三振は自己最多。5回無死一塁の梶谷から6回先頭の佐野まで、全て直球で4者連続の見逃し三振とした。「ピンチの所は全部三振を取るつもりだった」。5―1の7回1死満塁では、ソトをツーシームで遊ゴロ併殺にして仕事を終えた。

 昨季終了後、会沢に1年間の感謝を伝えると「来年は何勝する?」と問われた。「2桁勝ちます」。即答すると、「2桁勝てるように俺もできる限り手伝うから一緒に頑張ろう」と誓い合った。

 春季キャンプでのこと。初めてブルペン投球を受けた会沢から「このままでは通用しない」と叱責された。その後も調子は上向かず、予言通りになった。開幕ローテに入りながら、いまだ2勝。8月上旬から1カ月以上の2軍調整を挟んで自身5連敗中だった。

 「まじでしんどかった。よかった…」。チームの連敗は4でストップ。2桁勝利の約束はかなわなくても、悔しさを晴らす時間は残されている。 (河合 洋介)

 ▼広島・佐々岡監督(2勝目を挙げた床田について)期待していた中で春先からふがいない投球が続いたけど、今日のような投球をしてくれたらいい。次が大事になる。

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