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データで見るWシリーズ第5戦 光るドジャース・マンシーの打撃と選球眼 MVP級の活躍

2020年10月26日 12:43

野球

データで見るWシリーズ第5戦 光るドジャース・マンシーの打撃と選球眼 MVP級の活躍
本塁打を含む2安打を放ったドジャースのマンシー(AP) Photo By AP
 【ワールドシリーズ第5戦   ドジャース4―2レイズ ( 2020年10月25日    テキサス州アーリントン )】 ドジャースの4番、マックス・マンシー(30)は初回にレイズの先発タイラー・グラスノー(27)から四球で出塁。今ポストシーズンでは通算20個目の四球で、これは2002年にバリー・ボンズ(ジャイアンツ)が記録した27四球に続く歴代2位タイとなった。
 さらにマンシーは5回にグラスノーから右越えにソロ本塁打。2回には7番のジョク・ピダーソン(28)も左中間に一発を放っており、これでドジャースは今ワールドシリーズで先発9人全員が本塁打を記録した。また1試合の複数本塁打はリーグ優勝決定シリーズを含めて8試合連続となった。

 マンシーは5戦を終えて18打数7安打(本塁打1本、打率・389)6打点で四球での出塁も5試合連続の5回。ドジャースが32年ぶりの優勝を飾れば有力なMVP候補となっている。

 ドジャースの先発クレイトン・カーショー(32)は5回2/3で5安打、6奪三振、2失点で第1戦に続いて今シリーズで2勝目。ポストシーズン通算では13勝12敗となり、通算奪三振は207となってジャスティン・バーランダー(37=現アストロズ)を抜いて歴代単独のトップに立った。

 レイズのマニュエル・マーゴー(26)は2―3で迎えた4回2死一、二塁の場面で本盗を試みたが失敗。ワールドシリーズで本盗を試みたのは2002年の第2戦でブラッド・フルマー(エンゼルス=対ジャイアンツ)が重盗で成功させて以来で、失敗したのは1991年第4戦のシェーン・マック(ツインズ=対ブレーブス)以来、29年ぶりとなった。

 レイズの新人、ランディー・アロザレーナ(25)は3回にカーショーから左前タイムリーを放ち、今ポストシーズン19試合で27安打目を記録。ジャイアンツのパブロ・サンドバル(34=現ブレーブス)の26安打を抜いて歴代単独の1位に躍り出た。

 レイズのグラスノーが喫した本塁打は今ポストシーズンで計9本。随所で100マイル(160・9キロ)を超える速球を披露しているが、被弾した9本のうち8本はその速球を打たれている。

 なおドジャースがワールドシリーズ第5戦に勝って3勝2敗としたのは出場21回でこれが3回目。過去3回(1955、65、81年)はすべて優勝を飾っている。

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