巨人戦デビューの阪神・及川 裏には矢野監督の親心 「何を感じるか」 1軍投手は2軍で登板

2021年03月14日 05:30

野球

巨人戦デビューの阪神・及川 裏には矢野監督の親心 「何を感じるか」 1軍投手は2軍で登板
<オープン戦 神・西> 巨人戦を前にリラックスした表情で調整する及川(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神の高卒2年目左腕・及川が、14日の巨人戦(甲子園)で“1軍デビュー”を果たす。矢野監督の粋な計らいもあり、伝統の一戦で先発予定だ。
 「同級生が沖縄キャンプに参加しているので悔しい気持ちもあった。そういう気持ちをずっと持ちながら常にアピールする気持ちで投げてきました。キャンプでは1軍で投げる自分をイメージしながら過ごしてきました」

 同学年の西純が1軍で存在感を発揮しているだけに、左腕の言葉にも力がこもる。1年目の昨季は、腰の張りなどで途中離脱しながらも9試合登板2勝4敗、防御率6・00と経験を積んだ。今春キャンプは2軍の安芸。実戦3試合、11回を投げて10安打3失点(自責2)とアピールに努めた。そしてようやく1軍マウンドの“切符”をつかんだ。

 左腕の抜てきを決めた矢野監督の言葉には“親心”がこもった。「絶対に結果を残してほしいというよりは、巨人戦の甲子園で投げて、そこで何を感じるか。そういうところで経験を積んだ中で、またどういうものを持って、早く1軍の舞台に戻ってくるかというのが加速すればいいなというところなんで」。期待するからこその英才教育と言える。

 なお及川抜てきにより、開幕ローテ候補のドラフト2位・伊藤将(JR東日本)とガンケルは、そろって鳴尾浜で行われる教育リーグ・広島戦に登板し、調整を進める予定だ。

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