清原和博氏 阪神・佐藤輝の打撃に見た強打者の「共通項」 球界の先輩として送った金言とは

2021年04月27日 08:15

野球

清原和博氏 阪神・佐藤輝の打撃に見た強打者の「共通項」 球界の先輩として送った金言とは
清原和博氏 Photo By スポニチ
 元プロ野球選手の清原和博氏(53)が19日深夜に放送された関西テレビ「こやぶるSPORTS超」(月曜深夜0・25)で、注目を集める阪神ドラフト1位の佐藤輝明外野手(22)について言及した。
 超大物ルーキーが持つ打撃の長所を聞かれ、同氏は「始動が早いとこ。いいバッターほど、早いんです」と解説。「彼は早いめに一本足になって、待っている状態(を作る)。体を鍛えていないと、そういう状態はなかなか作れない」と続けた。「才能といえば才能だけど、あそこまで行きつくには、一軍選手でも難しい」と評価した清原氏は、「すごいバッターが出てきたな、と。パ・リーグにいそうな選手」と佐藤輝が持つ荒々しい雰囲気を独特の言い回しで表現した。

 27日時点で、セ・リーグ3位タイの6本塁打を放つ一方、佐藤輝の三振はリーグ最多の41を数える。確実性を求める外野の声はあっても、清原氏はこう断言する。「率も、ホームランもとなったら、小さくなってしまう。三振を恐れず、大きく育ってほしい」

 自身もPL学園時代、甲子園13本塁打の記録を樹立し、1985年のドラフトでは6球団から指名を受けた。全国の耳目を集めるスター選手だっただけに、佐藤輝の置かれている「境遇」は誰よりも理解できる。「阪神はマスコミもすごいじゃないですか。毎日、柵越え何発、とかやられるわけでしょ。4月は疲れが出て当然」。こう分析し、「疲れが取れて、プロ野球の投手の攻めをつかんだら、ロケットスタートしていく」と予告。次代を担うスラッガーの明るい未来を約束していた。

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