粘着物質への取り締まり強化で大リーグに変化の兆し 6月は各部門の数値が減少もしくは上昇

2021年07月02日 09:11

野球

粘着物質への取り締まり強化で大リーグに変化の兆し 6月は各部門の数値が減少もしくは上昇
レッズのアート・ウォーレンのグラブをチェックする審判団(AP) Photo By AP
 大リーグ全体の6月における月間平均打率が・246となり、・232だった4月、・239だった5月と比べてアップ。AP通信が報じているもので、大リーグでは6月3日から投手による違法な粘着物質の不正使用について厳格に取り締まるようになっていたが、・245だった2018年シーズンにようやく近づき始めた。
 投手のストレートの球速は4月が93・7マイル(150・8キロ)→5月が93・6マイル(150・6キロ)→6月は93・8マイル(150・9キロ)とほとんど変化はないものの、データ解析ツールの「スタットキャスト」によれば、1分当たりの回転数は2313回→2323回→2257回と6月になってかなり減少。全球団の全打数に対する三振の比率も6月2日までの24・2%から23・2%にダウンした。

 また1チームの平均三振数は5月が8・99だったのに対して6月は8・89。これに呼応するかのように平均安打数は7・78本から7・92本に増えた。

 本塁打数の全打席に対する比率は前月比で3・1%から3・4%に上昇。得点も6月2日以前と比較して4・36から4・64にアップした。さらに2015年以来の低い数値となっていた出塁率も4~6月の比較で・309→・315→・320と上昇しており、各部門の数値に“変化”が出始めている。

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