広島・中村奨成、1年ぶりの捕手出場で2盗塁許し反省「もう一回練習から…」

2022年06月01日 23:06

野球

広島・中村奨成、1年ぶりの捕手出場で2盗塁許し反省「もう一回練習から…」
<広・日>9回無死、中村奨は右翼線二塁打を放つ (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【交流戦   広島1-5日本ハム ( 2022年6月1日    マツダ )】 広島・中村奨成捕手(22)が1日の日本ハム戦で約1年ぶりに1軍でマスクをかぶった。7番左翼で先発し、先発マスクで5回に代打を送られた石原に代わって6回から捕手に就いた。
 7回1死一塁で清宮に対する2球目には投手の松本との間でサインミスがあり、矢崎と組んだ9回は2盗塁を許した。1死一塁から中島の二盗では送球が低く、2死一、三塁から清宮の二盗に対しては送球が高くそれて三塁走者を生還させた。展開上も痛い失点にもなった。

 「久々だったので余裕もなかった。不甲斐ないプレーもしてしまった。もう一回練習から…。次はいいプレーできるように取り組んでいけたら」

 5年目の今季は春季キャンプから外野に軸足を置き、開幕後も代打などが主。ウエスタン・リーグでも捕手出場は3試合だけで、再昇格して今季初先発した前日5月31日の日本ハム戦も8番左翼で3打数無安打だった。捕手に就くのは昨年6月16日の日本ハム戦で7回に代打出場し、8~9回を守って以来。「外野の方が多かったと思うけど、捕手の時間もしっかり取れていた。やっぱりまだまだ練習が足りない。心の準備はしてましたけど、まだまだ技術不足なところも多い」と反省を繰り返した。

 一方で打撃では5回1死一塁で上原から中前打。9回先頭では北山から右中間二塁打を放った。「ちょっと意識を変えて、ピッチャーの足元という意識で入っていって、2打席目、キレイに思ったような打球が打てた。自分の中での手応えはある。外野の守備にしろバッティングにしろ、少しですけど、結果が出たかなと」。特に長打は今季4安打目で初めて。「印象も違ってくると思う。自分なりに初球からいいバッティングができたかな」と前を向いた。

 ○…広島は開幕から捕手陣全体で盗塁阻止が2度しかなく、54試合で計31盗塁を献上。特に交流戦突入後は8試合で8盗塁(阻止0)を許し、苦戦の一因になっていることは間違いない。

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