夏の甲子園大会組み合わせ決定 初戦から好カード続出 各日見どころ

2022年08月03日 17:35

野球

夏の甲子園大会組み合わせ決定 初戦から好カード続出 各日見どころ
甲子園球場 Photo By スポニチ
 第104回全国高校野球選手権(6日から17日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日に行われ、3回戦までの日程が決まった。
 初日から好カードがそろった印象だ。開幕カードの日大三島(静岡)―国学院栃木(栃木)は勝った方が、2回戦で昨年大会の優勝校・智弁和歌山(和歌山)と対戦する組み合わせ。第2試合には昨春の準優勝校・明豊(大分)が、第3試合には昨夏大会、初出場で4強まで進出した京都国際(京都)が次々と登場する。

 大会2日目第2試合の愛工大名電(愛知)―星稜(石川)は1回戦屈指の好カード。愛工大名電は最速147キロのエース左腕・有馬伽久(3年)を擁し、打線も愛知大会6試合で打率・423、8本塁打、57得点と活発。星稜の「二枚看板」のエース・マーガード真偉輝キアン(3年)、最速148キロを誇る武内涼太(2年)の両右腕が強力打線を封じられるかがカギとなる。さらに第4試合は好投手対決。近江は昨夏4強、今春準優勝の原動力となった最速149キロのエースで4番・山田陽翔(3年)がチームの中心。鳴門は今春選抜大会で敗れはしたが、優勝した大阪桐蔭(大阪)を相手に3失点にとどめた最速144キロの好左腕・冨田遼弥(3年)が大黒柱。両チームとも打線の奮起が勝利への最大のカギとなる。

 大会3日目第3試合は初戦唯一の「同地区対決」。4大会連続の出場を果たした強豪・敦賀気比(福井)に富山大会5試合で47得点の高岡商(富山)が打力勝負を挑む。第4試合も好カードとなった。興南(沖縄)のエース生盛亜勇太(3年)は最速147キロに2種類のスライダー、フォークボールを操るなど投手としての総合力が高い。激戦の千葉大会を制し、接戦を勝ち抜いて15年ぶり出場を果たした市船橋(千葉)がしつこく、つながる打線で、好投手攻略を狙う。

 大会4日目に強豪校がそろった印象だ。第1試合の横浜(神奈川)、第2試合の日大三(西東京)、第3試合の二松学舎大付(東東京)、第4試合の社(兵庫)と激戦を勝ち抜いてきた学校が入った。対戦相手も第2試合の聖光学院(福島)、第4試合の県岐阜商(岐阜)はじめ伝統校が多く、戦術、戦略を含めチームとしての総合力の高さを競う4試合になりそうだ。

 大会5日目に3度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)が登場する。強豪校であっても初戦の入りは難しいところ。旭川大高(北北海道)は池田翔哉(3年)、山保亮太(3年)の両右腕の奮闘に命運を託す。

 6日目最大の注目カードは第3試合の明徳義塾(高知)―九州国際大付(福岡)か。明徳義塾は過去21回の出場で初戦敗退はわずかに1度。春夏通算54勝の馬淵史郎監督は初戦の戦い方を熟知している。対する九州国際大付(福岡)は強肩捕手・野田海人(3年)を中心に、2年生ながら福岡大会で3本塁打を放った佐倉(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗らが並び、打線の破壊力は出場校の中でも抜きんでる。

 日程変更を受け、1日開いた8日目は新型コロナウイルスの集団感染が判明した4校が登場し、直接対決する。上位を狙ううえでは厳しい日程にはなるが、甲子園でプレーできる喜びを胸に、全力を出し尽くす。

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