【大谷翔平の水原一平通訳が語る】胃腸炎で8敗目…「つらい」という声も翔平は限界まで投げた

2022年08月30日 02:30

野球

【大谷翔平の水原一平通訳が語る】胃腸炎で8敗目…「つらい」という声も翔平は限界まで投げた
胃腸炎の影響で8敗目を喫した大谷(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【「I REPORT」8月編 】 後半戦も1カ月が過ぎました。翔平は8月9日のアスレチックス戦で10勝目を挙げ、昨年1勝届かなかった2桁勝利&2桁本塁打を達成。トレード期限直前にフィリーズに移籍したマーシュとは連絡を取っていて「翔平にグッジョブと伝えて」と連絡が来ました。
 12日のツインズ戦で日本ハム時代の恩師の侍ジャパン・栗山英樹監督が視察に来られ、試合後に翔平とともにお会いしました。僕は翔平と同じ時期に外国人選手の通訳として日本ハムに所属していました。お会いするのは昨冬以来でした。かなりエンゼルスの試合を見てくださっているようで、チームの話はしていましたね。その他の2人の間の会話は…言えないですね(笑い)。

 その後、翔平は21日のタイガース戦は胃腸炎の影響もあって4回3失点で8敗目を喫しました。朝から体調が良くなくて、実際に動き出したらだんだん悪くなり、アップの段階から凄くつらそうでしたね。おなかの調子、戻してはいないですが吐き気の症状。試合前のブルペンは球速、その他の数値は今季一番悪かったです。直前だったので代われなかったのですが、多分限界まで投げていましたね。つらいと声にも出していました。少し休んで回復したと思いますが、本当につらそうでした。

 プレー以外では、最近はベンチでスアレス投手との絡みが増えていますよね。基本スアレスから絡んできて、やり返して、やり返されて、ちょっとエスカレートするみたいな。やりとりはスペイン語、英語、日本語が交ざっています。他の投手陣だと、いつもデトマーズは冷静に見ていて、サンディ(サンドバル)は結構その絡みに参戦しますね。

 クラブハウス内ではテレビで試合のハイライトとか流れていて、翔平は“ジャッジ、凄いなあ”とよく言っています。MVP争いがどうとかは関係なく、今夏のオールスター戦で交流を深めたので、気になる存在なのかもしれません。

 遠征先ではずっとホテルにいます。寝るか、体のケアかですね。規定投球回到達という目標がありますが、本人はそれが絶対というわけではないと思います。無理するところではないと思いますし、今後チャンスは何回もあると思います。まずはケガなく終えるのが一番。そのために全力でサポートします。 (エンゼルス通訳)

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