ヤクルト高津監督「“ナイスバッティングでした”って言いました」 決勝ホームインの村上絶賛

2022年08月30日 22:07

野球

ヤクルト高津監督「“ナイスバッティングでした”って言いました」 決勝ホームインの村上絶賛
<巨・ヤ>高津監督(右)とグータッチする中村(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト4―2巨人 ( 2022年8月30日    京セラD )】 首位のヤクルトは延長11回、中村悠平捕手(32)に決勝の2点適時三塁打が飛び出し、4連勝。最大28から一時は16まで減らしていた貯金を8月5日以来25日ぶりとなる22まで戻した。
 2―2で迎えた延長11回だった。1死から主砲・村上宗隆内野手(22)が5番手左腕・今村にバットを折られながらもこの試合初安打となる内野安打を遊撃へ放って出塁。オスナの三ゴロで村上が二塁に進むと、代打・青木が右脇腹に死球を受けて一、二塁とチャンスが広がった。ここで巨人戦に滅法強い中村が前進守備の左中間を抜く三塁打を放ち、勝ち越しのホームを踏んだ村上に続いて青木もホームイン。その裏、守護神のマクガフがわずか7球で両リーグ最多の34セーブ目を挙げて逃げ切った。

 試合後、高津臣吾監督(53)は中村について聞かれ「もともと思いっきりのいい選手なので、しっかり振り抜いてくれましたね。外野前進だったんですけども、間を抜けて2点取れたっていうのはね、シングルじゃなくて2点取れたっていうのは非常に大きかったと思います」とまずはコメント。相手エース菅野との投げ合いで6回3安打1失点と好投した先発右腕・小沢については「しっかりゲームをつくってくれますし、まだまだ先発としてのスタミナであったり課題はあるんですけども、毎試合成長を感じながら見守ってます」とうれしそうに口にした。

 主砲の村上は初回の第1打席で相手先発右腕・菅野に捕邪飛に打ち取られ、プロ野球記録に王手をかけていた連続打席出塁が14で、同じく「あと2」としていた連続打数安打が9でストップ。捕邪飛の後も四球、左飛、二ゴロに封じられた。延長11回に回ってきた第5打席は5番手左腕・今村の直球にバットを折られながらも遊撃への内野安打を放ち、しぶとく4試合連続安打は継続。一塁ベース上では苦笑いを浮かべていたが、しっかりと決勝ホームインを果たした。

 日本中から一身に注目を集める村上について聞かれると、高津監督は思わず噴き出し「いろんなプレッシャーの中で全力でよく頑張ってくれていると思います」とした上で「決していい当たりではなかったですけども、ああやって出塁することが相手にもプレッシャーがかかることだと思いますし、あしたも勝つために全力でプレーしてくれると思います。あの…。“ナイスバッティングでした”って言いました、はい」と主砲の全力プレーをユーモアまじりに絶賛していた。

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