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落合博満氏 オレ流練習「正面打ち」「カーブ打ち」を説明 「直さなきゃいけないものがあった」

2022年09月07日 17:15

野球

落合博満氏 オレ流練習「正面打ち」「カーブ打ち」を説明 「直さなきゃいけないものがあった」
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が7日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。現役時代にオレ流と呼ばれた練習の数々について、その意図を語った。
 有名だった一つに「正面打ち」がある。通常のバッターボックスではなく、マシンと正対する形で、ホームベース上に立ってボールを待つ。空振りすれば直撃のリスクが高い正面打ちだが、肘を畳んでバットを内側から出さないと、向かってくるボールを打ち返せない。バットが外から回る「ドアスイング」になれば、空振りして体に当たってしまう。落合氏はその意図を「ここの肘(右肘)が中(体の背中方向)に入るから。それを入らないために、来たほうへ打ち返してやるっていう、そういう練習はしたよ」と説明した。自らの癖の修正を行ったもので「その癖を持っていない選手はする必要はないだろうけども、どうしても直さなきゃいけないっていうものがあっただけにね。総合してこういう形になったんだと思う」と語った。

 落合氏は2月のキャンプでも、中旬以降に初めてバットを持つことが多かった。当時の野球界でも異例ともいえる調整だったが「下半身ができてからでないと、バッティングっていうのはしなかったから。(キャンプ日程の)半分以上じゃないか?下(下半身)作るまでに。バットは握ればいつでも触れるというのは自分の中にあったから。そんなに焦ることはなかった」と平然と言ってのけた。

 そのキャンプでも室内で密室の中で打撃練習をすることが多かった。「フォームのチェックだよ。 手を直したら、手だけに集中して他のところがおろそかになるだろうし、全体的なバランスを見ながら」と説明。打撃練習でも、投手や打撃投手が投げる以外、マシンではカーブしか打たなかった。カーブを打つ意図については「間の取り方じゃないのかな。(球速は)70キロから80キロくらい。(遅いボールの方が)自分の間で打てるっていうことなんだろうと思う」と語った。

 「オレ流」と称された独自練習の数々。入団何年目から行ったのかを問われると「(ロッテ時代の)稲尾さん(が監督)の時からじゃないかな。自由にできるようになったっていうのは」と落合氏。稲尾氏がロッテの監督を務めたのは84年~86年。落合氏にとって6年目から8年目のシーズンで、85年、86年に2年連続で3冠王を獲得している。

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