阪神・青柳 投手3冠へ試練、鬼門の9月は10戦勝ちなし ヤクルト・村上と“3冠対決”は特大弾浴びる

2022年09月07日 05:15

野球

阪神・青柳 投手3冠へ試練、鬼門の9月は10戦勝ちなし ヤクルト・村上と“3冠対決”は特大弾浴びる
<神・ヤ>5回、勝ち越しを許し、悔しさをあらわにする青柳(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神6-8ヤクルト ( 2022年9月6日    甲子園 )】 台風11号の影響が心配された一戦。試合は無事にプレーボールしたが、天候の代わりに阪神先発・青柳の投球が荒れた。制球に苦しみ、本来の力を発揮できず。打率(・341)、本塁打(52)、打点(127)で3冠に立つ村上に手痛い一撃を浴びるなど、6回を投げて今季ワーストの5失点。黒星こそ免れたものの、投打の“3冠対決”で後れを取った。
 「野手がつないで逆転してくれたにも関わらず、自分のふがいない投球のせいでチームに迷惑をかけてしまい、申し訳ないです」

 初回から3回まではパーフェクト投球で幸先よく走り出したが、対戦が2巡目を迎えた4回につかまった。1死から連打で一、三塁のピンチを背負うと、村上には3ボールから甘く入ったシンカーを右前に運ばれ、先制点を献上した。

 味方が逆転した直後の3―1の5回は、山崎の2点三塁打と中村の中犠飛で3点を失った。そして6回には先頭・村上に外角直球をバックスクリーン左に運ばれる52号ソロを被弾。この日でシーズン規定投球回を4年連続クリアし、防御率(1・86)、勝利数(12)、勝率(・800)の3冠も死守した。それでも悔しさが残った。

 課題の“苦月”だ。青柳は9月に限ると、20年9月3日からこの一戦まで10試合勝ち星なしとなった。自身もかねて「終盤にかけてが、課題」と話していたが、その克服とはいかなかった。8月2日巨人戦で勝利してから5試合、勝利から遠ざかる。次こそ、立ちはだかる試練を乗り越えて、勝利をつかみ取る。(長谷川 凡記)

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