佐々木朗希が実験の中でつかんだ収穫 侍デビュー戦で勝利投手「課題が見えた。優勝に貢献できるように」

2022年11月10日 22:47

野球

佐々木朗希が実験の中でつかんだ収穫 侍デビュー戦で勝利投手「課題が見えた。優勝に貢献できるように」
<豪・侍>佐々木朗を迎える栗山監督(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【侍ジャパンシリーズ2022   日本代表9―0豪州代表 ( 2022年11月10日    札幌D )】 侍ジャパンの佐々木朗希投手(21=ロッテ)が10日のオーストラリアとの強化試合に先発。トップチームは初招集で、侍ジャパンデビューとなったが、4回、59球を投げ、4安打無失点に抑え、勝利投手となった。
 「いつもとは違う緊張感がありましたし、不慣れなことが多い中で、どうにか4回を投げることができて良かったなと思っています。(日本とWBCの)ボールが違ったので、そこになかなか適応できない中で、その中で試合中に色々と修正したり、また課題が見えたり、そこが今回投げた、いい結果(=収穫の意)になったのかなと思います」と佐々木朗はヒーローインタビューで振り返った。

 9月26日のソフトバンク戦以来となる実戦登板で、初めての札幌ドームのマウンド。日本のボールとは違うWBC球をどう操るか。課題は多かった。「真っ直ぐはすぐ修正できたのですけど、フォークボールはなかなか修正できなかった。このタイミングでたくさん練習したかったので、その中で最後の方、いいボールが多かったので、次につなげていけたらなと思います」。2回までフォークは10球投じたが空振りは1つ。直球と同じ軌道で鋭く落ちる本来の軌道とは程遠く、見極められ、バットにも当てられた。3回は13球中7球、4回は15球中7球をフォークに費やし、試合の中で修正を図った。

 国際試合ではベンチ前でのキャッチボールは禁止されているため、ブルペンでキャッチボールを行った。色々なものが初体験となる中で、実験をしながらも、無失点でチームに流れを引き込んだ。

 今月3日に21歳の誕生日を迎えた右腕は来年3月のWBC本番でも先発の一角として期待される。「非常に責任だったり、プレッシャーもあるんですけど、その中で結果を残していかなきゃいけないと思っているので、頑張りたいと思います。まずはしっかりいい準備をした上で、戦って優勝に貢献できるように頑張りたいと思います」。09年の第2回WBC以来、3大会ぶりの世界一を目指す上で、欠かせない佐々木朗の力。そして世界がその右腕の投球を心待ちにしている。

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