“代木ボール”巨人2年目左腕が魔球で丸K斬り!「投げてみないと分からない」打者の手元で動く

2023年02月18日 05:30

野球

“代木ボール”巨人2年目左腕が魔球で丸K斬り!「投げてみないと分からない」打者の手元で動く
2回無失点の好投を見せた代木(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【紅白戦   白組3-2紅組 ( 2023年2月17日    沖縄セルラー )】 巨人・原監督が名付けた「代木ボール」が内角に決まった。2―2の3回1死二塁。2番手で登板した高卒2年目左腕の代木が、丸を144キロ直球で見逃し三振に斬った。
 内角ボールゾーンから、ストライクゾーンへスライドして入ってくる「フロントドア」。ピンチを切り抜け、続く4回は3者凡退。2回1安打無失点に「(見逃し三振は)インコースを狙ったボールが“真っスラ”しました。アピールする中で抑えるのが大切なので、強い気持ちで臨みました」と胸を張った。

 打者の手元で動く速球が持ち味。「僕だけのボール。教えても投げられないと思う。もっともっと磨いていきたい」と意欲を見せる。「投げてみないと分からない」という軌道は、スライド回転だけではなく、きれいなフォーシームになることもあれば、シュート気味に変化することもある。自分でも予測不能なボールが「代木ボール」だ。

 オフにはウエートトレなど過酷なメニューをこなし、体重は4キロ増の94キロになった。直球の最速は昨年を2キロ更新する147キロを計測。原監督は「体全体が強くなって、ボールも強くなっている。いろいろ課題はあるでしょうけど、ステージは着実に上がっている」と高評価を口にした。

 キャンプは2軍スタートだったが、11日の紅白戦で好投し沖縄キャンプから1軍に昇格。初の開幕1軍入りへ、独特の変化をする得意球で、アピールを続ける。(川島 毅洋)

 ◇代木 大和(しろき・やまと)2003年(平15)9月8日生まれ、愛媛県四国中央市出身の19歳。小1から野球を始め中学時代は「川之江ボーイズ」でプレー。明徳義塾では1年春の四国大会からベンチ入りし、3年春夏に甲子園出場。21年ドラフト6位で巨人入り。1メートル84、94キロ。左投げ左打ち。

 ≪8回からタイブレーク導入≫巨人紅白戦では珍しいタイブレークが導入された。2―2のまま予定の7回を終了すると8回は無死一、二塁からの攻撃。最後は白組が1死満塁から中島が押し出し四球を選び、サヨナラ勝ちした。敗れた紅組はランニングが課され、原監督は「天気もいいし、絶好の練習的にね。(ランニングメニューは)大地からお恵みを頂けるというところですよ」と話した。

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