侍ジャパンと対戦のイタリア代表データ チーム打率・283、4試合20得点、防御率は3・75

2023年03月15日 13:48

野球

侍ジャパンと対戦のイタリア代表データ チーム打率・283、4試合20得点、防御率は3・75
1次ラウンドでオランダに勝って喜ぶイタリアの選手たち(AP) Photo By AP
 カーネクストWBCで8強入りしたイタリアは、日本との準々決勝を翌日に控えた15日、東京ドームで最終調整した。
 13年大会以来2度目の2次ラウンド進出のイタリアは、台湾の台中で行われた1次リーグでは、強敵キューバとオランダを撃破。2試合とも大リーグ通算50勝の大黒柱ハービーが先発して役割を果たしたが、ハービーは球数制限で日本戦には登板できない。チーム防御率は3・75で、日本戦の先発は、10日の台湾戦で2回3安打2失点の右腕カステラニか、11日のパナマ戦で4回2安打1失点の右腕バサロティが予想される。ほかに昨季マリナーズで53試合に登板して2勝2セーブ6ホールド、防御率4・17のフェスタ、昨季カージナルスでメジャーデビューを果たし、47試合登板で6勝5敗、防御率3・17と活躍したパランテ。左腕・ラソーサ、抑えのスタンポらがいる。

 打線は、4試合のチーム打率は・283で、計20得点。本塁打はなかったものの、オランダ戦では1イニングに6点を奪うなど爆発力を秘めている。主軸を打つロペス(ロイヤルズ)は、1次ラウンドで打率チームトップの5割(16打数8安打7打点)をマーク。俊足巧打の左打者で、2021年には打率3割、22盗塁をマーク。守備でも軽快な動きを見せる。また、4番で捕手のサリバン(パドレス傘下)も1次リーグ4試合で打率4割と好調。リードオフマンのブルワーズの有望株、フレリクも全試合で1番打者に入り、打率・389。1番の22歳フレリクはブルワーズの有望株。兄弟で代表入りした、エンゼルスで大谷と同僚の遊撃手Da・フレッチャーは、大谷と同じ18年にメジャーデビューし、同じ94年生まれの盟友。2人がウオームアップ時に外野で行う“じゃんけんダッシュ”は日本ファンにもおなじみとなっている。弟のDo・フレッチャーは、昨季マイナーで打率・312、12本塁打をマーク。今大会は15打数4安打1打点の打率・267となっている。

 チームを率いるのは、ドジャース時代に野茂英雄とバッテリーを組み強肩捕手として知られたマイク・ピアザ監督。野茂英雄がメジャーで奪った1918三振のうち、ピアザは最多の695を女房役として受けている。ドジャースでメジャーデビューした野茂英雄とバッテリーを組むなど強打の捕手として活躍し、野球殿堂入りも果たしている。

 ▽過去の日本VSイタリア 日本の準々決勝の相手は、A組2位のイタリアに決定した。WBCで対戦するのは初めて。プロが参加するようになった00年以降の主な国際大会では、00年シドニー五輪と04年アテネ五輪で対戦している。プロアマ混成チームで出場したシドニー五輪は田中幸雄(日)の本塁打などで6―1で勝利、プロのみで出場したアテネ五輪では中村紀洋(近鉄)、福留孝介(中)が本塁打、投げては先発の上原浩治(巨)が6回4安打無失点に抑えるなど、12―0で7回コールド勝ちした。

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