松坂大輔氏 準々決勝イタリア戦を占う 警戒する投手、打線のキーマンは

2023年03月15日 22:53

野球

松坂大輔氏 準々決勝イタリア戦を占う 警戒する投手、打線のキーマンは
松坂大輔氏 Photo By スポニチ
 スポニチ本紙評論家の松坂大輔氏(42)が15日、キャスターを務めるテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)に出演。16日に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝のイタリア戦を占った。
 イタリアについて「投手の継投で守っていくチーム」とし、2番手以降で登板が予想される右腕・パランテを警戒。「ストレートが速くて、160キロ近く投げる。実はナチュラルにカットしている。日本の打者は速くて動くボールは見慣れてないので苦戦しそうですね。さらにやっかいなのが、シンカー」とし「正直、速くて動くボールは打つのが難しい。ただ、コントロールには不安のある投手。ストライクとボールの見極め、時々甘く入ってくるボールを一振りで仕留められるか」と見据えた。

 一方で、「速くて動くボールはメジャーではよく使われている。メジャー選手はイメージしやすい。大谷選手やヌートバー選手にチャンスをまわしていくことも大事」とメジャー組打者をキーマンに上げた。ピアザ監督が先発を明かさなかったことについても「非常に不気味。明日はサロティ投手が先発予想されてますけど、日本の打線は左が多い。イタリアの左投手が4人いるので積極的に使ってくるんじゃないかと思っている」と予想した。

 イタリア打線については「特徴は単打でつないでくる。そこにバントや足を絡めて来るイメージがあります。一発ある打者がいないので、センターから逆方向に打っていくバッティングを徹底させてるように見える。大谷投手が先発と言われていますけど、ピアザ監督は待球作戦というかなるべく大谷投手を降ろすために球数を投げさせる作戦も考えているのでは」とした上で、「(日本は1次ラウンドで)そういう野球をするチームとは対戦がなかったので。ピアザ監督は繊細な野球はするけど、時に大胆な作戦もしてくるので、そういうことも頭に入れながら戦っていってほしい」と期待した。

 先発予定の大谷については「アメリカでのオープン戦を入れて実戦3戦目。前回も良かったですけど、さらに状態を上げてきていることを期待している。大谷投手も言ってましたけど、球数を気にすることなく、打者に集中していけるところまでいってもらって。後は誰が出てきてもどこの国の打者も苦戦すると思う。総力戦でなんとかアメリカまでいってほしい」とエールをおくった。

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