【侍ジャパン】栗山監督「あすの大切な試合、大谷翔平で行く」大谷の二刀流を明言

2023年03月15日 11:54

野球

【侍ジャパン】栗山監督「あすの大切な試合、大谷翔平で行く」大谷の二刀流を明言
会見する栗山監督(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 カーネクストWBC1次ラウンドB組を1位突破した侍ジャパンは15日、準々決勝のイタリア戦を翌日に控え、東京ドームで最終調整。練習後、栗山英樹監督(61)は、大谷翔平投手(28、エンゼルス)の先発を明らかにした。
 全体練習後、栗山監督は「僕もそうですし、選手たちも非常にいい緊張感を持って野球に集中していた」と言い、「ここから違う戦いが始まると思っている。あすの大切な試合、大谷翔平で行く。それ(二刀流)が彼のスタイル。大谷翔平らしくやってくれると思ってます」と期待。そして、投手リレーについては「負けたら終わりなので、いい投手をつぎこんでいく」と話した。また、イタリア戦に向け、「あくまで僕の感覚なんですが、僕は甲子園に出ることができなかったんですが、日本の風物詩というか、文化だと思っているんですが、高校生の夏の大会というイメージでいくだけなんで、もう1回みんなで原点に帰って、自分のためというよりも周りで応援してくれた人のため、家族のために全力で勝ちに行く、そういう戦いだと思っているので、誰が先発するとかではなくて、全員で戦う、それだけ」とし、「翔平が、ということよりもそういうことを大切にしたいなと思う。これまでの結果も含めて、きちっと投げてくれると信じていきます」と全幅の信頼を置いていることを明かした。今回のWBCでは、日本で最後の二刀流となる大谷については「人の頑張れる価値観は、自分のためよりも誰かのためとずっと言ってきましたけれど、今の若い選手の価値観って、格好いいなって思ったのは、そこに向かっていく瞬間、そんな努力もできるし、どんな頑張りもできると日本ハムの監督をやっていました。ぜひあれだけのことができると子供たちに、できるできないじゃなくて、自分の夢はやるかやらないかだけなんだっていう覚悟、夢をもってもらえたらすごいうれしい。それはわれわれ大人も同じだと思う」と話した。

 イタリアはイタリア系のアメリカ選手が中心で、ドジャース時代に野茂英雄とバッテリーを組み強肩捕手として知られたピアザ監督がチームを率いる。A組の予選ではキューバ、オランダと強豪2カ国を下し、1次ラウンド突破し、準々決勝にコマを進めてきた。

 ▽過去の日本VSイタリア 日本の準々決勝の相手は、A組2位のイタリアに決定した。WBCで対戦するのは初めて。プロが参加するようになった00年以降の主な国際大会では、00年シドニー五輪と04年アテネ五輪で対戦している。プロアマ混成チームで出場したシドニー五輪は田中幸雄(日)の本塁打などで6―1で勝利、プロのみで出場したアテネ五輪では中村紀洋(近鉄)、福留孝介(中)が本塁打、投げては先発の上原浩治(巨)が6回4安打無失点に抑えるなど、12―0で7回コールド勝ちした。

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