佐々木朗希、夢の170キロ台は可能? 江川卓氏が解説も「皆さんの求める170と理想は違う」

2023年06月25日 17:56

野球

佐々木朗希、夢の170キロ台は可能? 江川卓氏が解説も「皆さんの求める170と理想は違う」
江川卓氏 Photo By スポニチ
 元巨人で野球評論家の江川卓氏(66)が、25日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演し、ロッテ佐々木朗希投手(21)の“夢の1球”実現の可能性について解説した。
 佐々木朗は11日の広島戦で、日本球界最速に並ぶ165キロをマーク。4月28日のオリックス戦以来、自身2度目の記録で、近い将来の球界最速更新に期待がかかる。

 佐々木朗が170キロを投げる可能性について聞かれた江川氏は、「ボールの回転を悪くすれば。速度を狙うんだったら、回転を悪くすればあると思います」と、自身の見解を示した。「回転がいいと、どうしても空気抵抗になるので、ボールは浮いていってしまって、速度は落ちるんです」と説明。空気抵抗を受けないように投げることで、球速はさらに伸びると分析した。

 一方、その方法で球速アップを実現させた場合、弊害もあるという。「回転を悪くすると、スピードは出る。その分、ボールは伸びないので、バットには当たるんです」。スピードのある直球がよく打者にファウルされるケースを挙げ、「あれはそういうことが起きている。回転が悪いのでバットに当たってしまう」と解説した。

 自身の経験談として、「ピッチャーというのは、ボールが伸びていくのが好きなので、回転を悪くして速度を出そうとは思わない」と話し、「皆さんの求めている170というのと、ピッチャーが理想とするボールとは違うので」とも付け加えていた。

おすすめテーマ

2023年06月25日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム