【阪神・岡田監督語録】「そらもう自然とうまくなるよ。何か吸収できる」「去年の森下は痛かった」

2024年01月10日 05:15

野球

【阪神・岡田監督語録】「そらもう自然とうまくなるよ。何か吸収できる」「去年の森下は痛かった」
<新人合同自主トレ>新人選手らに訓示を行った岡田監督(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 阪神の岡田監督が9日、兵庫県西宮市の鳴尾浜で行われた新人合同自主トレ初日を視察した。終了後に報道陣に対応した。
 ―日焼けした顔を見ると、いい旅行を過ごしたように見える。
 「いやもう、ゆっくりしただけよ」

 ―オーストラリアで1年の吉兆を感じるようなことは?
 「いやいやもう、前に旅行して良かったと思ってたからね。で、田舎の方に行ったから、日本人にもほとんど会わなかったし、もうのんびり」

 ―元日に出発?
 「そう、1日から1日から」

 ―新人への訓示で「新しいタイガース」という言葉を使った。
 「そうやなあ、去年のスタートとはだいぶ違うしな、今年の場合はね。1年やったという自信というか、選手もやるべきことを分かっていると思うので。個人では、まだまだもっともっと成績を残せると思うので、そのへんのプラスアルファというか、積み重ねがまだチームを強くすると思うのでね。だから、そんなに変わったことをやる必要もないし、あと一つ二つ、レベルアップをすれば。そういう感じのスタートに、今年はなると思うけどね」

 ―去年は「見る」ことを大切にしたが、今年はどうか?
 「そうやなあ、そら毎年毎年、新しい戦力が入ってくることがベストだけど、(新人が)そこに食い込んでいけるかというたら…。去年からの選手もレベルアップをしてるから。すぐにそこに入り込むというのは難しいかも分からんしね。最終的にチームにとってプラスになってくれれば、チームに対してのレベルアップになると思うので、だから誰を期待してるいうよりも、期待してるのはそら、みんなに期待しているよ。誰が1位とか順番じゃなしに、誰が出てきてもチームの戦力になるわけだからね」

 ―1年間、長い目で見てどこかで出てきてくれればいい。
 「どこか…ねえ、なかなか難しいよ、今年は。だから、そんなに慌てる必要もないし、開幕に合わせるとかでもないし。ただ、1年間は長丁場だからね。それは、どこかで戦力としてやってくれたらいいと思うけどね。これはまあ、新人なんか今年1年が勝負じゃないわけだから、これからがスタートなんだから、別にな。そら一緒にやったら自然と選手もレベルアップしていくと思うよ、一緒に練習してた中ではね。

 ―ケガ隠して無理するのが一番悪い。
 「そんなことやる必要ないもん」

 ―去年は2月1元も森下が別メニューだった。みんなが元気に揃うことが理想。
 「そうそうそうそう。いや、去年の森下は痛かったよ。2月1日から合流できないのは。はっきり言うて」

 ―新人の面構え見て。
 「あー、白いな。(日焼けした自分と比べたら)えらい、白く感じたな。

 ―練習をしてきたように感じるか。
 「そうよな。最後のランニング見ててもなあ。今はトレーナーが、オフの間のトレーニングメニューを渡してると思うけど、みんなちゃんとやってくるよな。昔はそういうのなかったもん。昔は、もう全員の合同自主トレやったからな、俺ら新人でもなあ。35歳の竹之内(雅史)さんなんか合流してたもんなあ。そういう意味では、自主トレの感覚がちょっと昔と違うからな」

 ―監督の心境としては、昨年と比べて違いはあるか?
 「このオフは、去年と比べたらやっぱり全然違うよな。去年はやっぱり、いいスタートを切りたかった。口では言わないけど、いいスタート切った方が絶対にいいわけだから。長いシーズンで何勝するとかじゃなしにね、やっぱり知らないチームで、初めて預かったチームだったから、悪いスタートよりもいいスタートを――というのは当たり前やから。やっぱりちょっと不安というか、心配なことはあったけどね。どれくらいのスタート切れるかなって。今年の場合はやっぱり気持ち的にも全然違うしね。だから長いシーズンを見据えてスタートできるよ」

 ―新人に早く戦力になれ、ということもない。
 「そうやなあ。まあこれは1軍の人数が限られているからな。人数的に1軍の枠(31人)があるわけやから。だから今年なんて、そこに開幕から入り込んでいくのは、すごく、けっこうハードルは高いと思うよ」

 ―とはいえ、誰かが出てきたら面白い。
 「まあ誰かが出てくるということは、誰かがあかんようになるということやからな、結局は。そら、ええ選手ばかり30人も35人も選べたらええけど、そこは枠の問題で1軍に上がれない選手が出てくるかも分からんな。でも、監督としては全体的なレベルとして考えないとあかんよな。誰が1軍とかじゃなしに、タイガースとしての1軍の戦力として考えないといけないと思うよ」

 ―レベルの高いチームに身をおけるのは、新人にとってプラスになる。
 「そらもう、自然とうまくなると思うよ、一緒にやっているだけで。そらブルペンの横でピッチングをしてたら、自分にないものを何か吸収できるっていうのも絶対に出てくるから。そういうところは、逆に言うたら一番大きいかもよ」

 ―下村は1軍スタートの方針だが?
 「いや、まだそれは分からん。(会議が)19日かな?最終的にはそこで決める。だから新人に関してはトレーナーからも報告があるしな。持病じゃないけど、大学時代や社会人時代に痛めたところがあるとか、そういう報告もあるから。別に無理させる必要もないし。まだ寒いしな、そこまで無理させる必要ないよ」

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