日本ハム・ドラ1細野 “台湾の至宝”最速157キロ右腕・孫易磊に対抗心

2024年01月10日 06:00

野球

日本ハム・ドラ1細野 “台湾の至宝”最速157キロ右腕・孫易磊に対抗心
キャッチボールする細野(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(21)が“台湾の至宝”に対抗心を燃やした。9日、千葉・鎌ケ谷で新人合同自主トレがスタート。昨年10月に育成で加入したU―18台湾代表のエース右腕・孫易磊投手(スン・イーレイ、18)も参加し、ともにキャッチボールなどで汗を流した。最速158キロを誇る細野に対し、孫易磊も昨年末の国際大会で157キロを計測。剛腕同士、プロで互いに競い合うことを誓った。
 アマ史上最速左腕――。そんな肩書を引っ提げて、プロの門をくぐった細野が意識しないわけがなかった。新人合同自主トレには“台湾の至宝”と呼ばれる最速157キロの育成右腕・孫易磊も参加。3歳下の逸材に、早くも158キロ左腕は対抗心をくすぐられた。

 「19歳になる年と聞いたんですけど、もう全然。油断していたら僕の出番はなくなってしまうので、負けずにやれたらいいなと思います」

 昨年末のBFAアジア選手権(台湾)に台湾代表として出場した孫易磊は、日本代表戦で自己最速となる157キロを計測した。細野も動画でチェック済みで、「19歳で157キロを投げていたら、僕の年になったら何キロ出るんだろうと。刺激にもなります」。この日も年下台湾人のキャッチボールを自然と目で追う自分がいた。

 もちろん、世代屈指の剛腕として、細野も負けるつもりはない。昨年の侍ジャパンU―18壮行試合で、自己最速を3キロ更新する158キロをマークした。アマ球界では左腕の最速記録を更新し、大きな注目を集めた。目標であるエスコンで初の160キロ計測へ、「2月になれば、少しずつ強度も上げていく。ケガしない体をこの1月でつくれれば」。無限の可能性を秘めた左右の剛腕ルーキーが、互いに高め合っていく。(清藤 駿太)

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