ソフトBドラ1前田悠「何が違うのか肌で感じたい」 憧れの大先輩、和田とキャッチボール熱望

2024年01月10日 06:00

野球

ソフトBドラ1前田悠「何が違うのか肌で感じたい」 憧れの大先輩、和田とキャッチボール熱望
キャッチボールするソフトバンク・前田悠(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクは9日、福岡県筑後市のファーム施設で新人合同自主トレをスタートさせた。ドラフト1位の前田悠伍投手(18=大阪桐蔭)はキャッチボールや体幹トレーニングなどで調整した。プロでもキャッチボールにこだわっていく姿勢を明かし、憧れの和田毅投手(42)にラブコールを送った。
 チームメートになった育成3位の佐倉(九州国際大付)らとともに「高校四天王」と評された前田悠がさっそく片りんを見せた。午後1時55分。屋外で担当の稲嶺誉スカウトとキャッチボールを始めると、セールスポイントの伸びのあるボールをどんどん投げ込んだ。「6割、7割ぐらいで投げられた。体重移動と相手に向かってのベクトルを意識した」と涼しい表情。同スカウトからは「いいボール」と絶賛され「上げすぎるなよ。焦らずじっくりやっていけばいい」と背中を押された。

 初日から憧れの大先輩への思いは募る一方だった。どんな選手のキャッチボールを見たいかを問われると、同じ左腕で日米通算163勝の和田の名前を迷わず挙げた。昨年10月のドラフト会議で指名された際にも「和田選手にいろいろ聞きたい」と話していたが、この日は、長崎で自主トレ中の和田へさらに熱いラブコールを送った。

 「キャッチボールを見たいと思っていますし、(一緒に)したいというのもある。何が違うのか肌で感じたいというか、感じながら自分のプラスにしたい」

 キャッチボールへのこだわりは強い。春夏合わせて8度甲子園を制した大阪桐蔭・西谷浩一監督から「ただの肩慣らしではなく技術練習。いい選手はキャッチボールを見たら分かる」と重要性を説かれたからだ。前田悠流のチェックポイントも明かした。いい形で投げられていると右足に体重が乗って足裏の感覚がいい。一方、状態が悪い時は右足が三塁側にズレていることがあるという。それほどまでに注力するキャッチボールを和田とできるとなるとこの上ない喜びだ。

 入寮翌日の7日には有原、東浜に筑後の室内であいさつをする機会もあり、1軍への思いを強くした背番号41。「自主トレをケガなく完走してアピールしたい。いい準備をしてキャンプがスタートできるように。どんどん攻めの姿勢でやっていけたら」と気合十分。和田のような息の長い活躍をする第一歩が始まった。 (杉浦 友樹)

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