日本航空石川 4月から山梨へ一時避難 来春選抜出場候補の野球部、避難長期化なら…ファン「どうなる?」

2024年01月10日 16:54

野球

日本航空石川 4月から山梨へ一時避難 来春選抜出場候補の野球部、避難長期化なら…ファン「どうなる?」
2018年選抜、明徳義塾に逆転サヨナラ勝ちしアルプススタンドに駆け出す日本航空石川ナイン Photo By スポニチ
 日本航空学園は10日、1日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受けた日本航空大学校石川と日本航空石川がある能登空港キャンパスを4月以降、山梨キャンパスと新千歳空港キャンパスに一時移転することを公式サイトで発表した。
 サイトでは「輪島市は壊滅的な被害を受け、地域によっては未だに電気・水道・ガスも使えず、多くの教職員、生徒の家屋が倒壊・半壊し避難所生活を行っている状況です。震災発生翌日には理事長、幹部が山梨から能登空港キャンパスに入り、能登空港で孤立していた避難民の救援ならびに、地元の病院、避難所への水・食料の提供、生徒・保護者、教職員の家族を含む避難者の救援活動を現在も行っております」と現状を説明。

 能登空港キャンパスは、奥能登被災者の救援活動の最前線基地となっている。陸上自衛隊の隊員らが体育館に寝泊まりし、総務省担当者が大学校校舎に駐在して対応に当たっている。また「食堂は、ボランティアのコントロール基地となり、格納庫は救援物資の保管、教室は指揮所、宿泊場所になっています。能登空港キャンパスは貯水タンクが破損し上下水道が使えず、復旧の見通しがつきません」と水の確保が難しい状況となっている。

 一方で、「学園の学生・生徒の学びを止めるわけにはいきません。今年度はオンライン授業を行い、能登空港キャンパスが復旧できるまで、新年度からは高等学校は山梨キャンパス、大学校は新千歳空港キャンパスで受け入れる準備を進めています」とした。

 また、高校600人、大学校400人の仮設寄宿舎、仮設校舎、教職員の仮設住宅の建設、教育教材の移動費、学生・生徒の移動費など多大な経費がかかる見込みで「学生・生徒の学びを止めないため、今後の教育活動の支援のため義援金を募ります」と義援金を呼び掛けた。

 日本航空石川はスポーツ強豪校としても知られ、野球部は石川県2位として出場した昨秋北信越大会で4強入り。地区大会優勝校の星稜が明治神宮大会で優勝し、来春選抜「神宮枠」として北信越が1枠増枠した。今月26日に行われる選考委員会で出場校が決まるが、日本航空石川が選抜される可能性が残っている。

 一方、避難期間が長期化した場合、選抜終了後の春、夏の大会の出場がどうなるのかネット上では心配する声も。

 「山梨の日本航空に一時移転となった場合野球部をはじめとしたスポーツ 石川県大会に出場できるのかな?」「春季大会の時とか、山梨から石川への移動大変そう」「野球部とかは早めに山梨で合宿入れるように動いてるとの事で安心した…センバツ出るなら頑張って欲しいな」「日本航空の学生どうなるか気になってた、特に野球部!選抜も可能性あるけど夏どうなるんかな石川県大会」などとコメントが寄せられた。

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