慶大・清原正吾内野手のラストイヤー始まる 年末年始は家族4人で過ごし「幸せだった」

2024年01月10日 15:45

野球

慶大・清原正吾内野手のラストイヤー始まる 年末年始は家族4人で過ごし「幸せだった」
大学ラストイヤーに懸ける思いを語った慶大・清原(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 勝負の一年が始まった―。東京六大学野球の慶大が10日、横浜市内のグラウンドで始動。年末にプロ志望を表明した清原正吾内野手(3年=慶応)は「終わった時に後悔しないように一日たりとも無駄にできないので限界まで体を追い込みたい」と、大学ラストイヤーに懸ける思いを語った。
 振って振って振りまくる。リーグ戦はここまで5試合の出場で安打もわずか1本だが「まずは春にスタメンを勝ち取ることが目先の目標。監督から与えられたポジションや打順で自分にできることに注力したい。僕の長所は長打力というところで自分の長所を伸ばしてやっていきたい」と今春の大ブレークを見据える。堀井哲也監督も打撃には期待しており、「昨夏以降からすごい調子は上がっている。一人として期待している」と、ソフトバンク入りした広瀬隆太内野手(4年=慶応)や、3冠王を獲得した栗林泰三内野手(4年=桐蔭学園)が抜けた穴を埋める主軸候補の一人として名前を挙げた。

 家族と過ごした時間も野球への思いを強くさせた。年末年始は家族4人で過ごし「父親とは現状のバッティングの課題だったり、野球の会話をしました」と清原氏、慶応高の弟・勝児内野手(2年)とも一緒に汗を流した。4人で鍋を囲んだことを思い出した際には「非常にほっこりしました。過去にいろいろとあった分、皆さんが当たり前の風景というのがなかった分、鍋囲んで4人でご飯食べてる姿はむちゃくちゃ幸せだったなと思った」と家族への愛を満面の笑みで語り、「ラストイヤーは家族のためにも長男坊として還元できたらなと思っている」と清原家を代表して戦う意思を示した。

 就職活動もほとんど行わず、現在は野球のことだけを考えて過ごしているという清原。「自分が納得するまで妥協せず、まずは今はバットを振りまくりたい」と力強く宣言し、グラウンドへと駆け出した。
(村井 樹)

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