伊東勤氏 ドジャース・大谷、理不尽さと闘いながらも“打てる球”は見逃さない

2024年05月17日 01:30

野球

伊東勤氏 ドジャース・大谷、理不尽さと闘いながらも“打てる球”は見逃さない
<ジャイアンツ・ドジャース>5回、安打を放つ大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース1-4ジャイアンツ ( 2024年5月15日    サンフランシスコ )】 【伊東勤 視点】今の大谷は最高の状態にある。初対戦や対戦経験の少ない投手を相手に、どんな球にも対応してヒットゾーンに運んでいる。
 3回の第2打席。カウント1―2からの4球目、ウェブの低めスイーパーを見送った。捕手がミットを40センチ近く動かしたと見えるほど低かったが、判定はストライク。見逃し三振となった。第4打席もボール気味の外角高め99・3マイル(約160キロ)の直球を見逃し、三振に倒れている。あくまで私の印象だが、ここ数試合、大谷に対してだけではなく、アンパイアの判定がリーグで突出して強力なドジャース打線に厳しいように思える。

 判定とも闘いながらも、打てる球は確実にものにしている。第3打席の中前打は詰まりながらも二遊間を抜いた。第5打席はドバルの101マイル(約163キロ)カットボールを逆らわず左前へ。これだけ広角にヒットを打たれたら投手はたまらない。後ろにいい打者もいるから無理にボール球を打ちにいかなくてもいい。大谷の打率は簡単には下がらない。

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