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【高校野球】34年ぶりの4強に届かず…超進学校・洛星のエース竹下「次は京大でエースに!」

2024年07月23日 15:19

野球

【高校野球】34年ぶりの4強に届かず…超進学校・洛星のエース竹下「次は京大でエースに!」
<鳥羽・洛星> 先発し力投した洛星・竹下 (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権京都大会準々決勝   洛星0-3鳥羽 ( 2024年7月23日    わかさスタジアム )】 勝てば34年ぶりの4強入りとなる洛星だったが、鳥羽の継投に零封負け。4試合連続でひとりでマウンドを守り続けたエース竹下純平(3年)の夏も終わった。
 今春も現役で京大合格者32人という超進学校で、18人の部員で甲子園を目指してきた。3回戦の京都すばる戦で7回15奪三振、参考記録ながら無安打無失点の快投で注目を浴びた竹下だったが、4回2死三塁から暴投で先制を許すと、5回にも2点を与えた。

 「この大会の中でストライクが先行できるようになったのは自分の成長だと思う。もう少し、みんなと一緒に野球をやりたかった」

 次の竹下の目標は京大農学部合格。「次は勉強を頑張らないといけない。そして京大でエースになる」ともうひとつの戦いにも全力で臨む。
・洛100周年甲子園へあと2勝。1915年の第1回選手権大会優勝校、京都二中の流れをくむ鳥羽が、優勝した15年以来7年ぶり4強に駒を進めた。

 「全員でよく辛抱して戦ってくれた」と松下浩司監督は、目標に向けてひとつになったチームの成長を認めた。4回に先頭打者として左前打を放った加藤大雅(2年)を内野ゴロと送りバントで三塁まで進め、相手暴投で先制。5回1死二塁から代打の切り札・野崎楓人(3年)が初球を右前適時打し、流れを呼び込んだ。

 「一生懸命に野球に取り組んでくれた野崎が、勝負どころで持ち味を出してくれた。100周年の甲子園に向けて、伝統の力に後押ししてもらっている」と松下監督は語ったが、伝統だけでなく、メンタルトレ、セイバーメトリクスによる分析、食育なども積極的に取り入れ、アップデートを続けてきた成果も見逃せない。春夏合わせて11度目の聖地を視界にとらえた。

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