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明豊 県勢史上初の4連覇 全試合7得点以上をマークした強打が看板 川崎監督「甲子園で代表校が…」

2024年07月28日 06:30

野球

明豊 県勢史上初の4連覇 全試合7得点以上をマークした強打が看板 川崎監督「甲子園で代表校が…」
<明豊・大分舞鶴>4連覇を達成した明豊ナイン(撮影・杉浦 友樹) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大分大会決勝   明豊12ー6大分舞鶴 ( 2024年7月27日    別大興産 )】 大分決勝は明豊が大分舞鶴を12―6で破り、県勢史上初の4連覇を達成した。U18日本代表候の1番・木村留偉(3年)が3安打3打点と活躍した。
 今年も夏の主役は明豊だった。3時間20分の激戦を制して県勢初の夏4連覇を達成。3安打3打点と躍動した1番・木村は「自分たちの努力の結果」と胸を張った。

 2回に2―3と逆転を許し、今大会初めて追いかける展開になったがナインに焦りはなかった。4回に追いつくと、6回は無死一塁で木村が50メートル5秒9の脚力を生かしてバント安打を狙い、相手失策を誘い出塁。ここから打線がつながり、木村は再度回ってきた1死満塁の好機で右中間を破る3点二塁打を放った。打者15人で一挙9点を奪いげ「最高の形になって良かった」と笑みを浮かべた。

 逆境を乗り越え強くなってきた。昨秋の県大会は結果を出せずベンチを外れた。練習後に誰もいないグラウンドでバットを振り、九州大会で背番号8をつかんだ。「あのとき頑張ったから今の自分がある」と振り返る。4月にはU18日本代表候補の合宿に参加し「経験値が上がった」と手応えをつかんだが、その後に腰椎分離症で1カ月ほど離脱。川崎絢平監督は「木村なしの夏の大会ももちろん考えてました」。ポジションを空けて復帰を待つことはせず、自力でスタメンを獲ることを求めた。実戦で結果を出した姿に、頼もしさを感じていた。 

 打線は全試合7点以上をマーク。破壊力ある攻撃力で3季連続の甲子園に挑む。川崎監督は好投手が多かった今夏の大会を振り返りつつ「レベルが高かったので、甲子園で代表校が証明したい」と意欲を燃やした。 (杉浦 友樹)

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