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今永昇太 登板試合はメジャートップ勝率も魔の3巡目に課題「凄く難しい中での投球だった」

2024年07月28日 13:18

野球

今永昇太 登板試合はメジャートップ勝率も魔の3巡目に課題「凄く難しい中での投球だった」
6回途中3失点で降板したカブス・今永(左から2人目)(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   カブス9―4ロイヤルズ ( 2024年7月27日    カンザスシティ )】 カブスの鈴木誠也外野手(29)が27日(日本時間28日)、敵地でのロイヤルズ戦に「3番・右翼」で先発出場。初回に先制の15号2ランを放った。これでメジャー通算49本塁打とし、並んでいた城島健司を抜いて日本選手歴代4位に浮上した。鈴木は4打数2安打2打点で打率.271。今永昇太投手(30)は5回2/3を6安打3失点、3奪三振と好投したが、救援投手が崩れて今季9勝目はお預けとなった。
 鈴木は初回1死一塁の場面で、ア・リーグ最多タイ12勝を挙げる右腕ルーゴと対戦。カウント2―2と追い込まれたが、低めのスイーパーをすくい上げると中堅左へ飛び込む2戦ぶりの一発となった。日本選手の通算本塁打トップ3は大谷翔平(202本塁打)、松井秀喜(175本塁打)、イチロー(117本塁打)といずれも左打者で、右打者では最多となった。

 3回には三塁へのボテボテの当たりが内野安打。これで今季初の3試合連続マルチ安打とした。

 今永は2回にレンフローにソロを被弾。その後は1失点のみで5回まで粘りの投球を続けたが、3―1の6回に崩れた。先頭のガルシアに右前打を許すと、続くウィットに適時打を許し、1点差に迫られた。2死後にペレスに安打を許したところで降板。この時点で勝ち投手の権利を持ったまま降板したが、2番手のメリーウェザーがフェルミンに二塁打を許して二、三塁とされると、続くレンフローに2点適時打を許して勝ち越された。

 しかし、カブスは3―4の7回にウィズダムの満塁本塁打が飛び出し、再び勝ち越しに成功。9回にも2点を加えて逃げ切った。

 試合後、中継局は今永にまつわるデータを紹介。打者1巡目は打者171人で被打率.175、OPS.553、打者2巡目は打者167人で被打率.205、OPS.551に対し、打者3巡目は打者106人で被打率.373、OPS.906と数字が悪化していることを伝えた。一方で登板試合は今季15勝4敗、勝率.789で今季メジャートップ。14勝4敗、勝率.778のドジャース・パクストン(現レッドソックス)を上回っていることも伝えた。

 今永は試合後、打者3巡目での心構えについて「前の打席にどのボールを打たれたとか、対応してきたかを踏まえて2打席目、3打席目につなげていくというプランで入っています」と説明した。

 ファウルをよく打つ打線はどう乗り越えるか、との質問には「今日も他のチームと違ったアプローチをしてきたので凄く難しい中での投球だったんですけど、ファウルを打ち続けるバッターに対して相手のタイミングにならないことが一番大事。相手もタイミングを変えてくるけど、こっちもタイミングを変えることが重要だと思います」とし、相手打線は何が違ったかと問われると「追い込まれてからも引っ張ってくるよりかはきたボールに対してボールをコンタクトしてくる。長打を狙ってくるよりかはしっかりコンタクトしてくるイメージで入ってきているかなと思った。そういうバッターに対して一定のリズムで投げていると相手のタイミングになってくるのでそこだけ気をつけていました」と振り返った。

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