巨人 首位・広島にゲーム差なし最接近!岡本 清原氏うならすキング2差接近21号

2024年08月28日 05:30

野球

巨人 首位・広島にゲーム差なし最接近!岡本 清原氏うならすキング2差接近21号
<ヤ・巨>5回、岡本和はソロを放つ(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人5―2ヤクルト ( 2024年8月27日    神宮 )】 4番の一発で首位に迫った。2位の巨人は27日、ヤクルトを5―2で下し、敗れた広島にゲーム差なしに迫った。岡本和真内野手(28)が、5回に左越え21号ソロ。初回にも適時二塁打し2安打2打点の活躍で、65打点はリーグトップタイ、本塁打はトップに2本差に迫った。優勝争いの中で4番が本領を発揮。28日は首位浮上を目指す。
 特別な秋を迎えるために、主砲のバットが勝利に導いた。21号ソロを含む2安打2打点。首位・広島にゲーム差なしに迫った。激しさを増す優勝争い。岡本和は「(広島との)直接対決まで離されないようにすること。残りはマツダなんで、そこで勝てるように」と改めて言った。

 得意なカウントだった。ダメ押しの一発は5回1死、カウント2―2から。低めの変化球などもケアする中、原の高め直球に力負けせず左翼席へ運んだ。「打てる球が来たら打とうと思っていた。高めだったけど、しっかりと捉えることができた」。カウント別では今季最多となる5本塁打目。追い込まれ相手がボール球をまだ使えるカウントでの一打に、中継のゲスト解説だった清原和博氏も「変化球も気になるところで高めのストレートを打った。凄い」とうなった。球団OBで第64代4番を務めた清原氏の前では、7月6日にも同じ神宮で一発を放っていた。

 1点を先制した直後の初回1死二塁は、積極性で追加点を挙げた。「良い当たりではなかったけど、つなげられてよかった」と1ストライクからの2球目、外角ぎりぎりのカーブを左翼線へ適時二塁打。「ストライクは振るようにしている。選べた方がいいのかもしれないけど、“打てたな”って思う方が嫌」と後悔しないように積極的に行く打席での心がけが、3点の先制劇につながった。今季神宮では、29打数14安打の打率・483。5本塁打も、セ・リーグのビジター本拠地最多だ。

 今月行われた中学硬式野球の全国大会「ジャイアンツカップ」。かつて所属した橿原磯城リトルシニアが出場した。自身も使用する赤のリストバンドをプレゼントした。「頼まれたから送っただけよ」とはぐらかしたが、25日の東京ドームでの決勝に進み準優勝。この日、本塁打を放った打席でも大好きな赤いグッズを身にまとっていた。

 リーグトップの村上に並ぶ65打点。本塁打も2本差に迫ったが「僕が打てるのが一番いいかもしれないけど、チームが勝てば一番いい。みんなで勝てるように」。0ゲーム差に迫った首位広島を、第89代4番のバットで必ず追い抜く。(小野寺 大)

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