ソフトバンク 13日から6連戦 Vへ必勝ローテ 有原とモイネロのWエースを同一カード投入

2024年09月13日 05:00

野球

ソフトバンク 13日から6連戦 Vへ必勝ローテ 有原とモイネロのWエースを同一カード投入
ソフトバンク・小久保監督
 “Vローテ”で一気に加速する。ソフトバンクが13日のオリックス戦から始まる6連戦へ先発ローテーションを再編した。リーグ2位の11勝を挙げる有原航平投手(32)、防御率1・97でリーグ1位のリバン・モイネロ投手(28)のWエースを開幕カード以来となる同一カードに投入しカウントダウン態勢に入る。京セラドームでの4連戦の後は、8試合のうち7試合がホームで戦う。ラストスパートが決まれば、4年ぶりの歓喜の瞬間を本拠地で迎える可能性も高まってくる。
 1週前の西武3連戦は有原―スチュワート―松本晴が先発した。今回のオリックス4連戦は、初戦の有原はそのまま中6日で登板し、2戦目に中10日で休養目的だった出場選手登録抹消明けのモイネロが続く。

 基本的には各カードの初戦の先発を担ってきたWエースが、開幕カード以来となる並んでの登板に臨む。倉野投手コーチは「前半、中盤はそういう(カードを分ける)考え方もありましたけど、ここまでくると、なるべく多く投げられる方がいいんじゃないかというのもある。理由は一つではなく、いろんなシミュレーションをした上で、モイネロがここにくるのがベストだと考えました」と説明した。

 3戦目は松本晴が左足首を捻挫するアクシデントで離脱したことにともない、4戦目で先発復帰予定だった大津が前倒しとなる。4戦目は石川が中5日でマウンドに上がると見られる。続く2位・日本ハムの2連戦はスチュワートが中9日で初戦に先発し、2戦目に大関が中6日で登板する見込みだ。

 ここからVへ再加速していく。9月は今季ワーストの4連敗を喫するなど出だしこそつまずいたが、現在は3連勝中でチームの状態も良くなってきている。優勝マジックは11で、いよいよこの6連戦からカウントダウン態勢に入っていく。現在の最短Vは18日だ。

 オリックス4連戦の後の日本ハム戦からは、8試合のうち7試合が本拠地みずほペイペイドームで戦う。次の28、29日のエスコンフィールドでの日本ハム戦までもつれさせることなく、本拠地のファンの前で歓喜の瞬間を迎えることができれば最高だ。

 大事な6連戦の先陣を切る有原は「仙台の試合(連勝した10、11日の楽天戦)もいい流れできていると思うので、僕も乗っていけるようにしたい。とにかく優勝が一番なので。そこに向けての1勝を取れるように頑張りたい」と力を込めた。

 4年ぶりのリーグ制覇へ。小久保ホークスが着実に白星を積み重ねて頂点をつかみ取る。(木下 大一)

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