×

一方的な試合が続くナ・リーグ優勝決定シリーズ 点差で07年松坂出場のシリーズ記録を抜く可能性も

2024年10月20日 10:48

野球

一方的な試合が続くナ・リーグ優勝決定シリーズ 点差で07年松坂出場のシリーズ記録を抜く可能性も
<メッツ・ドジャース>初回、アロンソに先制3ランを打たれるドジャース先発・フラーティ(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のジェイソン・スターク記者がドジャース対メッツのナ・リーグ優勝決定シリーズは終盤にもつれることが一度もなく、歴史的に見ても珍しいシリーズだと指摘している。
 今年のナ・リーグ優勝決定シリーズは5試合連続で4点差以上で決着がついている。121シーズンにわたるポストシーズンの歴史の中で、5試合が4点差以上のシリーズは過去に3回。シリーズの最初の5試合が4点差以上で決まったのは、1965年のドジャース対ツインズのワールドシリーズだけだ。

 この時は6試合目まで4点差以上が続き、最後の7試合目が2―0でドジャースが勝ち、シリーズを制した。もっともこのシリーズでは4点差が3度あった。今回のドジャース―メッツは6点差以上がすでに4試合、9点差が1度、8点差が2度。過去、大差で決着がついた試合がこれほど多くあったポストシーズンシリーズは2回しかない。

 07年のア・リーグ優勝決定シリーズ、レッドソックス対インディアンス、86年のエンゼルス対レッドソックス。07年は松坂大輔のいたチームで、松坂が先発した第7戦の11―2など、10点差が1度、9点差が1度、7点差が3度あった。5試合で合計35点差、平均の勝利差が7点差以上も珍しい。

 唯一の例は1999年のア・リーグ地区シリーズ、レッドソックス対インディアンスの5試合で、合計37点差、平均7.4点の差がついた。しかし、7試合制のシリーズだけに限ってみると、今年のナ・リーグ優勝決定シリーズは史上最も一方的な結果を生むペースで進行している。

 これまでに35点以上の差がついた7試合制のシリーズはわずか4回しかない。07年に松坂が出場した7試合のシリーズは、トータル45点差でこれが最多だった。ひょっとしたら今回のシリーズは第6戦も第7戦も一方的な展開が続き、07年の記録を塗り替えるかもしれない。

おすすめテーマ

野球の2024年10月20日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム