大谷翔平 第2打席まで安打なし スイング最高速度は復帰初戦から9.1キロ増 左肩の状態は良化か

2024年10月31日 10:11

野球

大谷翔平 第2打席まで安打なし スイング最高速度は復帰初戦から9.1キロ増 左肩の状態は良化か
初回、中飛に倒れるドジャース・大谷(AP) Photo By AP
 【ワールドシリーズ第5戦   ドジャースーヤンキース ( 2024年10月30日    ニューヨーク )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第5戦に「1番・DH」で先発出場。第2戦で二盗を試みた際に左肩を亜脱臼して左肩の状態が心配される中、第1、2打席は凡退に終わった。 【真美子夫人も!ドジャースMVPトリオ夫人3ショット
 この日はヤンキースのエース右腕コールとの対戦。第1打席は初球を狙うも打ち損じて中飛、第2打席は2ストライクから3球目の外角ボール球のチェンジアップを振らされて左飛に倒れた。しかし、スイングスピードはこの日の第1打席で85マイル(約136.7キロ)を記録。左肩亜脱臼後初戦となった第3戦は79.3マイル(約127.6キロ)、第4戦は83マイル(約133.5キロ)と徐々にスイングの最高速度が上がっており、スイングスピードでは状態が上向いていることを示している。

 大谷は第2戦の7回に左肩を亜脱臼。試合直後にニューヨークへ移動したチーム本隊とは別に精密検査を受けてからチームに合流した。心配するナインを安心させるため、大谷はチームのグループチャットに2020年のWS前にベリンジャー(現カブス)が右肩脱臼を抱えながら世界一に輝いたことを引き合いに出し「前回はベリンジャーの肩が脱臼した。今回は僕の肩が脱臼した。これは世界王者にとって良い兆候」とナインの士気を高めるメッセージを送っていた。

 気温が10度台と冷え込むニューヨークのナイターゲームでは肩をケアする温熱サポーターは欠かせないが、第4戦では左肩亜脱臼後、初安打となる中前打、直後の走塁では左手でユニホームの首元をつかみながら初スライディングも披露した。ワールドシリーズでは4試合で15打数2安打の打率.133で、本塁打、打点はなしと結果こそ出ていないが、手負いながらあと1勝に迫ったWS制覇に向けて全力プレーでチームをけん引している。

 ドジャースとヤンキースの東西名門がワールドシリーズを戦うのは1981年以来43年ぶり12度目。大谷とジャッジ、両リーグ本塁打王同士の対決に周囲の注目度も例年になく高まっている。

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