明大・宗山塁 ラスト法大戦へ準備完了「やり残したことがないように」恒例、感謝のごみ拾いで気合

2024年11月01日 16:45

野球

明大・宗山塁 ラスト法大戦へ準備完了「やり残したことがないように」恒例、感謝のごみ拾いで気合
地元、三次市福岡市長から贈られた蘭の前で法大戦に意欲を見せる明大宗山 Photo By スポニチ
 楽天からドラフト1位指名を受けた明大・宗山塁主将(4年=広陵)が最終カードとなる法大戦前の練習を終えた。優勝の可能性は残っているとはいえ同カードで1敗した瞬間にV逸となる厳しい戦い。練習前には「チーム全体として悔いのないようにやろう」とナインに呼びかけた。
 練習前の午前8時前からは月1回の恒例行事の「ごみ拾い」を部員全員で行った。10班に分かれ府中市内に出かけ枯れ葉やごみを拾った。「府中で野球をやらせてもらった。市民の人に感謝の気持ちでやっています」と宗山も寮近くの道路に出て汗を流した。

 ノック、シート打撃、フリー打撃をこなし明大部員として最後になるかもしれない練習を終え「やり残したことがないようにしました」と話した。2日からの法大戦にはDeNAから2位指名を受けたエース篠木健太郎(4年=木更津総合)が立ちはだかる。2年の大学日本代表の遠征で同室となり意気投合。「篠木」「塁君」と呼び合う仲だ。しかし勝負は別。「向こうも気合を入れて来るだろうから、こちらも負けずに打席に立つ」と意気込んだ。

 夜は日本シリーズを観戦し同一リーグとなるソフトバンクの投手陣に熱い視線を送る。「試合に出たら、ああいうレベルの高い投手たちと対戦する」と逆に練習へのモチベーションとなっている。

 ラスト神宮。「最初は緊張して思う動きができなかったのが、神宮で経験を積んで普段通りのプレーができるようになった。応援してくれた学生やファンの後押しも大きかった」と感謝し、最後の恩返しをプレーでみせるつもりだ。

 <“大台”へ現在116安打>西武から2位指名を受けた大商大・渡部聖弥外野手は広陵のチームメート。関西六大学野球連盟タイ記録となる119安打を放った。宗山は現在116安打。「渡部の数字は超えたい」と120安打以上を目指している。
 

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