京口V2!人生初ダウンも主導権譲らず 10回猛ラッシュ
2018年05月21日 05:30
格闘技
「“教えてあげる”みたいな発言をしていたけど、自分が教えてもらって感謝。いいファイターでした。勝ってホッとしています」
左ジャブを有効に使い主導権を握ったが、3回終了間際に左フックを右側頭部に受けて「人生で初めて」というダウン。9回途中には減量の影響もあり「足がピリっときて、つりそうになった」という。その状態で10回残り30秒から見せた猛ラッシュは王者の意地だった。
この勝利で統一戦への夢もつながった。京口自身は50連勝中のWBC王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)との対戦を熱望しているが、渡辺均会長は「山中とやらせたい」と、WBO王者・山中竜也(真正)との日本人対決を視野に入れる。田口が統一王座の防衛に失敗し、ワタナベジムの世界王者は京口1人。「次はもっと成長した姿を見せたい。統一戦も実現できれば」と飛躍を誓った。