ボクシングのWBC世界ライトフライ王者・寺地拳四朗(27=BMB)が4回TKOで7度目の防衛成功から一夜明けた24日、都内で会見し、傷のない、きれいな顔で改めて喜びをかみしめた。「試合で疲れた感じはない。筋肉痛もないし“脱力”して試合できたのかな。いい収穫」。リラックスして、力まないというテーマを実践しての快勝に満足げ。
目標に掲げる、同じライトフライ級で具志堅用高が樹立した13連続防衛の日本記録まで、ようやく半ばを過ぎた。「勝つことでどんどん自信をつけている。統一戦をいっぱいしたいし、海外(の試合)でも。誰でも、どんどん来てほしい」。アントニオ猪木の「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」という名言をほうふつさせる力強い言葉を吐いた。
リフレッシュは年明けにベトナム・ダナンへの旅行を計画している。「遠くはしんどいけど、近場でリゾートを探していた。のんびりしてきます」。20年は年3試合こなせば防衛回数が2桁10回に到達する。しばしの休息を挟み、すぐに走り出す。