村田“最大の武器”は「コツつかむ能力」プロ入りから指導の中村氏「情報系が素晴らしい」

2019年12月24日 08:13

格闘技

村田“最大の武器”は「コツつかむ能力」プロ入りから指導の中村氏「情報系が素晴らしい」
試合後、報道陣の質問に答える村田(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 【WBA世界ミドル級タイトルマッチ   〇王者・村田諒太 TKO5回2分45秒 同級8位スティーブン・バトラー● ( 2019年12月23日    横浜アリーナ )】 村田は来月12日で34歳になるが、走り込みキャンプで計測する1キロ走のタイムは今も自己ベストを更新し続けているという。本人は「体力が上がっているのかと言えば、そうではなく、タイムを出すコツもある」と話す。ストレングス&コンディショニングコーチとして、村田をプロ入りから指導する中村正彦氏は「結論としては単純な数値ではなく、総合的な能力が伸びている」と断言。そして村田が「コツ」と呼ぶものの正体こそが、村田にとって最大の武器だと明かした。
 中村氏は「体力」を筋力や瞬発力、持久力などのエネルギー系と、それを伝達、発揮する情報(技術)系に分類。その上で、村田に関して「情報系が素晴らしい。情報を与えるとすぐに反応し、取捨選択もできる。これはアスリートにとっては重要な要素」と指摘する。さらに、ピークに向けて高めていく作業過程も高く評価しているという。

 「仮に、若い選手より測定上の数値が劣るとして、例えば2週間後に測定とすると言えば、そこまでのメンタルのつくり方、日々の節制とか集中力が凄く、きっちり結果を出してくる」

 実際の試合では約3カ月前から体づくりをスタートし、試合時にピークがくるように段階的に高め、最終的に「リング上で最高のパフォーマンスを発揮するための体力」を身につける。それが村田の強さの一端であり、今後も戦い続けるための武器となる。

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