プロボクシング・田中恒成「早く世界戦をやりたい」29日の再起2戦目へ公開スパー

2022年06月02日 18:25

格闘技

プロボクシング・田中恒成「早く世界戦をやりたい」29日の再起2戦目へ公開スパー
2日間で計8ラウンドのスパーリングで拳を交えた田中恒成(右)と西田凌佑 Photo By スポニチ
 プロボクシング元世界3階級制覇王者で、29日に再起2戦目に臨む田中恒成(26=畑中)が2日、大阪市住吉区の六島ジムを訪れ、同ジムのWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・西田凌佑(25)と4回のスパーリングに臨んだ。
 自身より大柄な相手が放つコンパクトな振りの左ストレートをたびたび被弾した。それでも鋭く踏み込んでの右ストレートなどで対抗。サウスポー相手で重要なストレートを起点にボディーや左フックを組み込んだコンビネーションなどでコーナーに追い込む場面もあり、元世界王者の貫禄を示した。前日も西田と4回をこなしており、この日は「距離の取り方」などをテーマにしたという。

 再起2戦目は東京・後楽園ホールでWBOAPスーパーフライ級王者の橋詰将義(28=角海老宝石)に挑戦する。この試合は恒成にとって、あくまで通過点という位置づけだ。

 「早く世界戦をやりたいし、早く世界チャンピオンになりたい。(世界再挑戦は)早ければ年内に、それが厳しければ来年というのが目標。この階級の(世界)チャンピオンは強いので。この試合の先を見て、その選手を倒す練習を今も続けている」

 自身の適正階級と認識しているスーパーフライ級で現在の世界ランクはWBO3位、IBF5位、WBC7位につける。「この階級で実績をたくさん残したい。この階級にいる強い選手を全員倒したい。4つのベルトを全部取りたい」と野望を抱く。そのためにも、まず目前の試合快勝しなければならない。

 「今回いい勝ち方をすれば、ランクはもっと上がるだろうし、(所属ジムの畑中清詞)会長にどういう試合を見せるのか、内容が問われる」。畑中会長から世界再挑戦へのゴーサインを勝ち取るためにもモチベーションは高い。

 昨年12月の再起戦後から髪を伸ばしている。側頭部と後頭部だけ刈り込み、長い部分をまとめた、ちょんまげ姿だ。「どこまで伸ばすか決めていない。長ければ(今回の)試合では編み込むしかないかな」。リングでは本来の強さを取り戻した姿とともに、コーンロウヘアも披露することになるかもしれない。

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