尾川、衝撃のワンパンチ2回KO負け 完全アウェーで初防衛に失敗
2022年06月05日 06:48
格闘技
尾川は昨年11月、米ニューヨークで行われたIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦でアジンガ・フジレ(南アフリカ)から3度のダウンを奪うなど3―0で判定勝ちし、プロ28戦目で悲願の世界王座を獲得。初防衛戦は敵地となったが「近代ボクシング発祥の地である英国へ行けることの方がテンションが上がる。アウェーで勝つことに意味があって、評価も上がる」と話していた。
◇尾川 堅一(おがわ・けんいち)1988年(昭63)2月1日、愛知県豊橋市生まれの34歳。2歳の時に父・雅一さんが営む道場で日本拳法を始め、小学生全国大会で優勝。桜丘高から明大に進学してインカレ団体戦3連覇、個人戦4位。4年時は主将を務めた。10年4月、プロデビュー。11年全日本スーパーフェザー級新人王でMVPに輝く。12年8月に5回TKO負けでプロ初黒星も、15年12月に内藤律樹を破り日本同級王座獲得(防衛5回)。17年12月、米ラスベガスでテビン・ファーマー(米国)とのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に判定勝ちしたが、試合前のドーピング検査で禁止薬物が検出されたことが判明し、無効試合となった。身長1メートル72・2、リーチ1メートル72・2の右ボクサーファイター。家族は梓夫人と長男・豹(ひょう)くん(9)、次男・亜陸(あり)くん(7)、三男・皇(こう)くん(6)。