KO負けで王座陥落の尾川「顎で倒れたら僕は終わりだと」「納得するところもあります」

2022年06月05日 10:09

格闘技

KO負けで王座陥落の尾川「顎で倒れたら僕は終わりだと」「納得するところもあります」
勝者を笑顔で称える尾川(右)=ロイター
 【ボクシング・IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 ( 2022年6月4日    英ウェールズ・カーディフ )】 完全アウェーで初防衛を狙った王者・尾川堅一(34=帝拳)は2回1分15秒KO負けして王座から陥落した。地元出身で世界初挑戦の同級3位ジョゼフ・コーディナ(30=英国)の右ストレートを浴びてダウンし、立ち上がれなかった。尾川は12年8月以来約10年ぶりの黒星で、26勝18KO2敗1分け1無効試合。コーディナは15全全勝(9KO)。
 尾川の試合後のコメントは以下のとおり。

 「申し訳ないです、それに尽きます。のまれたし、コーディナ選手も強かったですし、それが全てなんですけど、でもやっぱり自分自身の固さっていうか、実力の無さを痛感したってのが今の思いです。(自分でも)動きながら固いなと思っていて、トレーナーたちに確認しても固いって言われて、何か変化をつけないといけないと思ったんですけど、その変化をつけたところで相手の変化にやられてしまったっていうのが、映像を見直して分かったところなんですが、ガードを上げたり下げたり、何か変えないとなってところは覚えているんですけど、顎で倒れたのは初めてなので、これはもう自分の完全な負けですね」

 「(ジャッジ2人が初回のポイントを尾川につけていたことに対して)ポイントは僕だったんですか?なおさら悔しいですね。自分のジャブだったりフックだったり感触が良かったってのはあったんですけど、全体的な流れとして、やっぱ相手の地で戦っているという部分で、そこで自分が1ラウンドに行けたなっていう気持ちになれていないのが、やっぱり2ラウンド目に出てしまったってのはあると思います」

 「2試合前の西谷選手との試合で取られたダウンもありましたけど、顎で倒れたら僕は終わりだと思っていたので、自分自身のタフさを信じていましたし。これまでスパーリングでも効いたりうんぬんはありましたけど、顎だけはと思っていましたが、今日モロに食らって倒れたので、ボクシング人生12年やって、年齢なのかも分からないですけど納得するところもあります。悔しいですけど」

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