入江 有終連覇へ96秒王手!27日、東京五輪金メダリスト現役最終戦

2022年11月27日 04:00

格闘技

入江 有終連覇へ96秒王手!27日、東京五輪金メダリスト現役最終戦
<全日本ボクシング選手権 女子フェザー級準決勝>日体大の応援席にガッツポーズする入江(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【ボクシング・全日本選手権第4日 ( 2022年11月26日    東京・墨田区総合体育館 )】 東京五輪女子フェザー級金メダリストの入江聖奈(日体大)が初戦となった同級準決勝で美坂穂香(チャンプスポーツ)に1回1分36秒RSC勝ちした。大学限りでの引退を表明しており、これが現役最後の大会。27日の決勝では2連覇を懸け、後輩の吉沢颯希(日体大)と対戦する。東京五輪女子フライ級銅メダルの並木月海(自衛隊)はライトフライ級準決勝で3回RSC勝ちで決勝に進んだ。
 入江がわずか96秒で美坂を退け、決勝へ駒を進めた。軽快なフットワークから多彩なパンチを繰り出し、2度のスタンディングダウンを奪う完勝。「今日は監督からも自由にしていいと言われていたので、本能のままに頑張りました」と笑顔で振り返った。

 卒業後は大好きなカエルの研究をするため、東京農工大大学院に進学し、ボクシングから離れることを決めている。「卒業式みたいな、寂しさもありながら、次の道に進める希望もあり、よく分からない気持ち」と現在の心境を明かした。1学年後輩の吉沢との同門対決となる決勝に向け、「先輩っぽく試合したい。試合の中で伝えられるものは伝えて。でも、勝ちは譲らない」と全日本2連覇で有終の美を飾ることを誓った。

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