ライトフライ級の並木月海が全日本V2 引退の入江聖奈に「本当に優しい子。幸せになってほしい」
2022年11月27日 11:21
格闘技
従来のフライ級(51キロ以下)から24年パリ五輪実施階級のライトフライ級に転向。長期間を戦う五輪を見据えて今月上旬のアジア選手権から“連戦”を選択し、ガードを上げて構えるなど試合やラウンドごとにさまざまな戦い方を試した。「疲れはあるけど、今できる100%ではできたと思う。こういう経験はなかなかできないし、試合スパンが短い海外選手と比べて試合慣れする意味でもよかった」と手応えを口にし、「減量からやっと解放される。ずっと試合モードで、エサみたいなご飯だったので、久しぶりにちゃんとした食事ができる」と話して笑いを誘った。来年2月にはパリ五輪の大陸予選を兼ねる杭州アジア大会(同9月開幕)出場を懸けた代表決定戦(ボックスオフ)があり、ミニマム級の代表選手と対戦。「まずはそこをしっかりやって、3月には世界選手権があるので、自分の世界での立ち位置を確認したい」と話した。
今大会を最後に現役を退く東京五輪女子フェザー級金メダリスト入江聖奈(日体大)については「(自分が)高3の時に1年で試合をしてから、ずっと一緒にやってきたので、今後いなくなると思うと寂しさがある」とコメント。「人間として本当に優しい子。いつでも応援してくれるし、優しさがにじみ出ているので幸せになってほしい。妹みたいな感じなので」と引退を惜しんだ。