重岡兄弟が4・16ミニマム級同時世界挑戦 優大はWBC王座挑戦、銀次朗はIBF暫定王座決定戦

2023年03月07日 12:43

格闘技

重岡兄弟が4・16ミニマム級同時世界挑戦 優大はWBC王座挑戦、銀次朗はIBF暫定王座決定戦
重岡優大(中)と弟・銀次朗 Photo By スポニチ
 プロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏がプロモーターを務める興行「3150FIGHT」の第5弾大会(4月16日、東京・代々木第2体育館)で、重岡優大(25=ワタナベ)と銀次朗(23=同)の兄弟が同時世界挑戦することが7日、都内で正式発表された。WBC世界ミニマム級4位の優大はWBC同級王者パンヤ・プラダブシー(32=タイ)へ挑戦し、IBF世界ミニマム級4位の銀次朗は同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)とIBF同級暫定王座決定戦を行う。兄弟世界王者の例は井上尚弥と拓真、亀田興毅・大毅・和毅の3兄弟があるが、兄弟が同じ日に世界王者となれば国内初となる。
 重岡優大は熊本・開新高で高校4冠を達成し、拓大を中退して19年10月プロデビュー。21年11月にWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座、22年11月には日本同級王座を獲得するなど6戦全勝(4KO)で、プロ7戦目での世界初挑戦となる。パンヤは「ペッチマニー・CPフレッシュマート(ゴーキャットジム)」のリングネームでも知られ、20年11月に世界記録のプロデビューから54連勝中だったワンヘン・ミナヨーティン(タイ)を破ってWBC世界ミニマム級王座を獲得。昨年8月には田中教仁(三迫)に判定勝ちして3度目の防衛に成功していた。初来日で、戦績は40戦39勝(23KO)1敗。

 開新高で高校5冠に輝き、兄より早く18年9月にプロデビューした重岡銀次朗は今年1月6日、エディオンアリーナ大阪でIBF世界ミニマム級王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)相手に世界初挑戦。3回に起きた偶然のバッティングでバラダレスがめまいなどをアピールし、続行不可能と判断されて無効試合(無判定)となった。重岡陣営はIBFへ再戦を要請し、両陣営も4月16日の再戦で基本合意していたが、バラダレスが重岡戦で左鼓膜を負傷したとの診断書を提出して防衛戦が不可能となり、暫定王座決定戦が設けられた。戦績は9戦8勝(6KO)1無効試合で、アマ・プロ通じて試合で負けたことはない。クアルトは前IBF世界ミニマム級王者で、21年2月に王座を獲得も、22年7月の2度目の防衛戦では敵地メキシコでバラダレスに1―2判定負けで陥落していた。戦績は26戦21勝(12KO)3敗2分け。

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