天心、デビュー戦へ完璧なリミット「生半可な気持ちじゃない。本物の格闘技を見せます」

2023年04月07日 17:08

格闘技

天心、デビュー戦へ完璧なリミット「生半可な気持ちじゃない。本物の格闘技を見せます」
<ダブル世界戦・前日計量>軽量を終えインタビューに答える那須川天心(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【プロボクシング「Prime Video Presents Live Boxing」 ( 2023年4月8日    東京・有明アリーナ )】 公式計量が7日、都内のホテルで行われ、キックボクシングから転向してスーパーバンタム級6回戦でプロデビューする那須川天心(24=帝拳)はリミットの55・3キロで一発パスした。約20分前の予備計量で約100グラム軽かったため、水分を摂ってリミットにピタリと合わせた。計量後のフェースオフでは単に向かい合うことをせず、拳を握りしめて日本バンタム級2位・与那覇勇気(32=真正)に顔を突き出して“宣戦布告”。16秒間、バチバチとにらみ合った。
 計量後の那須川との一問一答は以下のとおり。

 ――計量を終えてホッとしたか。

 「まあ、いつもどおりというか、試合前の感じというか、一日だけきつい期間があって、それだけクリアして、明日だな、いよいよだなって感じです」

 ――ボクシングの練習をする中で筋肉の付き方も変わって、減量の調子も違ったのか。

 「そうすね。全然楽になったというか、常にウエートをずっとダウンしていた状況なので、そこまできつい感じはずっとなかったです。だし、前にRISEの最後の試合の時は同じ体重で、でもホント、すげえカスカスだったので。でもやっぱ全然そういうこともないし、無事にちゃんとうまく調整ができてホッとしてるっす」

 ――その上で明日は100%の那須川天心を見せられるか。

 「見せれると思います。あとしっかりリカバリーして、リカバリーまでもホント準備なんで、それだけしっかりして明日に備えたいなと思ってます」

 ――フェースオフでいきなり踏み込んだ。今までの那須川天心の行動ではなかったと思うが。

 「まあ、僕の意思っすよね。なんだろ、あれで相手というか、周りにも、そういうのが見せられんたじゃないかなと思うので。そういう生半可な気持ちじゃねえと。意気込みっすよね」

 ――予備計量後に飲んでいた。リミットきっちりでやりたかった?

 「ピッタリがいいじゃないですか。最初だし、一発目だし。デビュー戦なんで。ピッタリの方がカッコいいなと。ホントに余裕でした」

 ――最近ああいうので10グラムオーバーとかある。

 「そうっすよね。思ったより落ちちゃったから。全然そういうのなく、いけました」

 ――これまでの試合前日の計量を終えた時の心境と違いは。

 「何か、自分の本当の最初のデビューの時を思い出すなという。どういう状況なのか、イマイチまだ理解できていないところが。自分のキックの時のデビュー戦も、どうなんだろうなと、ちょっと不思議な感じがずっとあったんですけど、今もそれですね」

 ――不思議な感じとは。

 「何だろ。まず、靴履くしなと(笑い)。練習ではやってるすけど、本番ではないから。そういうところから、会場から、周りの注目のされ方から、何かホント、全てイチからって感じがあるので。でも何か、変な気負いもなく、緊張もせず、そのままいけるかなって思いますね」

 ――リカバリーはどうする。

 「水分をちゃんと摂って、あとは、母ちゃんがいつもおかゆをつくってくれるんで。愛のこもったおかゆを。食べて回復するっていう感じですね」

 ――勝ちメシみたいなのは。

 「もう、母ちゃんのおかゆです。わざわざ、そのために実家から来てくれたんで。それが勝つ源です。僕の」

 ――当日は何キロで上がる?

 「何キロですかね。でも、戻したとしても4キロから5キロ以内には収めたいすね」

 ――改めて意気込みを。

 「ホント、新たな気持ちで。自分の第2章のスタートなんで。どういう結果になるか。格闘技に100%はないから、どういう結果になるか分かんないですけど、でも自分の中で最大限の準備をしてきたし、心技体全部そろえてきたので、明日はホントに期待して見てもらったらうれしいですし、より多くの人にですね、会場だったり、アマプラで見てもらいたいなと。やっぱ格闘技の力って強いと思うので、明日はしっかりと格闘技をしに行きたいと思います。本物の格闘技を見せます」

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