【プロボクシング WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ ( 2023年12月31日 東京・大田区総合体育館 )】
31日に行われる、世界4階級制覇王者の井岡と挑戦者ペレスによる世界戦の調印式が29日、都内で行われた。12度目の大みそか決戦に臨む井岡は、初対面となったペレスとフェースオフで約15秒間にらみ合った。28日の公開練習から井岡の弱点を指摘し続ける相手について「特に印象はない。自分自身に集中している」と雑念を振り払った。
今月26日に世界スーパーバンタム級で2階級目の4団体王座統一を成し遂げた井上尚弥(30=大橋)についても同じ。史上2人目の快挙達成には「素直にとても素晴らしいことだし、(簡単に)できることではない」と称賛した一方で「試合は見ていない」と一言。自身が持つ日本人最多の世界戦勝利数「21」となったことにも「(井上に)並ばれたことは気にしていない。自分がリングでやることは変わらないし、記録に執着する気持ちはない」と淡々と話した。
30日の前日計量に向け、体重は残り約1・5キロだと話し「いい状態で迎えたい。気を抜かずリングに上がりたい」と目の前の一戦のみを見据えた。