“地方ボクサーの星”ユーリ 判定で初防衛&初東京Dで勝利「ホッとしている」
2024年05月07日 04:33
格闘技
21年7月の日本王座V2戦以来3年ぶりの対戦。「(桑原は)スピードがあったし、左フックとか効いたパンチもあった」。初回こそ被弾したが、回を重ね距離感をつかむとブロックやボディーワークで相手攻撃を完璧に封じた。ワンツーを主体に左ボディーを織り交ぜ攻め込んだ。後半に完全に腰が引けた桑原を倒せず。親交があるだけに「もう少し世界を獲る気持ちを見せてほしかった。友達として」と残念がった。
東京ドーム来場は8年前、妻がファンという男性アイドルグループのコンサート以来という。「(観客の歓声が)遅れてワッとくると聞いていた。その通りだと味わえた」。大観衆の雰囲気を楽しめるほど完勝だった。
≪桑原また苦杯≫世界初挑戦の桑原は唯一の黒星を喫した因縁の相手・ユーリ阿久井に再び屈した。立ち上がりから足を使い、相手のプレスをかわしながらカウンターを狙ったが、徐々に後退。連打から好機をうかがったが、終始追われる展開が続き完敗した。前回敗戦から肉体改造にも着手し、同興行に出場する同門の武居がK―1時代に所属していたジムに出稽古。原始的なトレーニングで体をいじめ抜き、持ち前のスピードに加えパワーも手に入れたが結果につなげられなかった。
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