悪童ネリがマットに沈んだ 初回に尚弥からダウン奪うも尻すぼみ…6回力尽く
2024年05月07日 04:55
格闘技
だが、これが王者の闘志に火を付けた。2回以降はパンチを浴びる回数が増え劣勢に。尚弥コールとブーイング。大歓声が響くドームの中で必死に前に出たが、6回にコーナーで連打を浴びて精根尽き果てた。
試合後は井上尚に握手を求め潔く敗戦を認めたが、会見には姿を見せることなく大事を取って病院に向かった。「最恐」挑戦者とも言われた男は、モンスターとの激闘を繰り広げ、スピリットだけは示した。
≪過去に禁止薬物の陽性反応&体重超過で王座剥奪≫▽ネリの“悪童”ぶり 17年8月、当時のWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)に4回TKO勝ち。試合前に受けていた検査で禁止薬物の陽性反応を示したが、故意に摂取した確証が得られなかったとしてWBCからの処分はなかった。翌18年3月の山中との再戦では前日計量で2.3キロの体重超過。再計量でも1.3キロオーバーとなり試合前に王座剥奪が決定した。試合は山中を4度ダウンさせて2回TKO勝利。相次ぐトラブルでJBCからは国内での無期限活動停止処分を受けていたが、今年2月に解除された。
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