豊島将之九段 藤井名人に3連敗で崖っ縁「早い段階で均衡が崩れてしまった」「まあジリ貧というか…」
2024年05月09日 18:05
芸能
昼食休憩時には持ち時間9時間から藤井が4時間58分、豊島が6時間16分消費した。消費時間に1時間以上の差がついた。
午後5時40分すぎに投了。豊島九段は終局後「中終盤ははっきり苦しい…(状況だった)」とはっきりとした口調で語った。雁木を選択したが「王様が近づいてきて、普通に棒銀にされて、収拾困難になってしまった」と回想。2時間以上の長考については「結果的にその前のところでまずかったのかなと思います」と語り、受ける形になった中終盤は「理由が手厚いので、まあジリ貧というか…」と苦しい戦いとなった対局について素直な思いを口に。後がなくなった第4局に向けて「早い段階で均衡が崩れてしまったので、もうちょっと保っていけるような感じで指せたらと思います」と前を向いた。
勝てば藤井の初防衛が決まる、豊島九段にとっては崖っ縁となる第4局は18日(土)、19日(日)に大分県別府市「割烹旅館もみや」で行われる。