石川県輪島市出身の漫画家永井豪氏 震災で記念館全焼も「元々無だったもの。また無から作ればいい」
2024年05月09日 19:06
芸能
元々打たれ強い性格。デビューしたての頃に連載していた「ハレンチ学園」について、かなりのバッシングを受けた時期があった。「日本中を敵に回して漫画を描いていましたが…何があっても自分の主張を曲げずに描いていた。今でも前向きな性格は変わらずですね」と語る。性格を示すかのように、記念館に石造りとして展示されていたキャラクター「炎天家冷奴」も少し焦げてしまったが、「冷奴が焼け豆腐になった!と思ってます」と話した。
同市で被災した親戚もおり、しばらく消息が分からなかった知り合いもいたという。「僕の周りで亡くなった方はいないけど、大勢の方が亡くなった。一瞬でここまで破壊されてしまうのか、という衝撃も受けた」と振り返る。まだ市内を訪れられてはいないが、復興を願う気持ちは変わらない。「今は大変だと思いますが、何もなくなったところから塗り返すチャンス。新しい輪島市を作っていってほしい」と被災地にエールを送った。
パネルは6月8、9日に東京・帝国ホテルで開催される「創美展 2024」で展示。値段は数百万円とみられる。一般公開時には、現在制作中の「マジンガーZ宝飾輪島塗パネル」の発表も実施。その他、梶氏による加賀蒔絵を取り入れた能登半島地震支援ジュエリー「ジャポネスクエマーユジュエリー」なども展示される。