「世子が消えた」EXO スホ“初めて時代劇に挑戦…シャワーを浴びながら台本を読んだ”

2024年08月04日 08:00

写真=SMエンターテインメント
EXOのスホが、初めて挑戦した時代劇を成功裏に終えた。

スホはMBN週末ドラマ「世子が消えた」(脚本:パク・チョル、キム・ジス、演出:キム・ジンマン)で、安定した世子としての人生を過ごしていたが、ポッサム(布で包み、誘拐すること)によって一夜にして運命が変わってしまったイ・ゴンを演じた。

ソウル城東(ソンドン)区SMエンターテインメント社屋で放送終了のインタビューを行ったスホは、「昨年11月から6ヶ月間撮影しました。20部作という長い作品は、僕にとって勉強になる現場でした。除隊後に『ヒップタッチの女王』という素敵な作品に出会い、『もう二度とこんな現場には出会えないだろう』と思っていましたが、次の作品で本当に素晴らしい脚本家さん、監督、俳優たちに出会いました。視聴者の反応も良かったですし、視聴率も更新し続けました。みんなが大変だったはずなのに、疲れた表情も見せず、最後まで笑顔で撮影を終えました」と出演の感想を語った。

tvN歴代ドラマ視聴率1位を記録した「涙の女王」との対決という状況の中、第1話の視聴率1.5%(以下、ニールセン・コリア全国有料世帯基準)でスタートした「世子が消えた」は、徐々に口コミが広がり、最高視聴率は5%を突破した。初放送後も撮影を行っていたスホは、キム・ジンマン監督をはじめとする制作陣と俳優たちが視聴率に一喜一憂することなく、ポジティブなエネルギーを持って明るく楽しい現場を作ったと伝えた。

スホは初めての時代劇にもかかわらず、安定したトーンと発声で様々なキャラクターの姿を表現し、好評を博した。スホは「初めての時代劇でもありますし、時代劇マニアの方がたくさんいらっしゃることも知っていたので、評判が良いだろうという確信はありませんでした。後半にも感情を出すシーンが多かったのですが、特にスピーディーな展開の序盤の4部までは緊張しました。多彩な姿を見せなければならないですし、それがきちんと収められているか心配していましたが、好評していただいて嬉しいです」と安堵した。

自身の演技について、スホはどのような評価したのだろうか。彼は「音楽作業も演技も、1分1秒、ナノ単位で逃さずに、すべてをかけて準備し、実現させます。できる限り、最善を尽くしました。そのような努力があったからこそ、その瞬間には後悔がありません。最後の放送まで『あのシーンはどのように仕上がるんだろう』と緊張しながら見ましたが、放送が終わったらずっと軽くなったと思います。いつも次の作品を準備する時、音楽でもドラマでも、以前の作品をもう一度見て客観的に評価するのですが、いつも未熟なところだけが見えるんです。それを見ながら成長しなければならない点を探しています」と説明した。

「世子が消えた」で見せたアクション、乗馬のビハインドも公開した。スホは「乗馬は1ヶ月間、週に2~3回習いました。ものすごい戦闘シーンを見せる作品でもないですし、監督が俳優を大切にする気持ちから、なるべく乗馬シーンは専門の俳優にやってもらおうと言いました。馬に乗って歩くシーンは僕がやって、走るシーンは代役の方がやりました。アクションシーンがある度に坡州(パジュ)のアクションスクールに行って、事前に合わせました。世子は殺生を望まないキャラクターなので、剣を一度も握ったことがありません。残念な気持ちもありますが、一方では素手での戦いだけだったので、無理もなくアクションの撮影を終えました」と伝えた。

初の時代劇であり、主演として膨大な量の台詞をこなすことも容易ではなかったはずだ。スホは「慣れない台詞が多く、台詞の量も多かったんです。第15話、16話は台詞が多すぎて、『できるかな?』と疑問に思うくらいでした。でもやればできると言うじゃないですか。眠くても寝ずに台詞を覚え続け、車でもずっと台本を読んでいました。シャワーを浴びながら台本を読みました。全体的に台詞が多くて、台本を手放しませんでした」と当時の状況を振り返った。

続いて「16話の撮影が終わった時、17話、18話の台本を受け取ったんですけど、チェ・サンロク(キム・ジュホン)、大妃(ミョン・セビン)のストーリーが多かったんです。『今回は熱弁を振るう台詞はないんだな』と思って緊張が少し解けたのか、本当にひどい風邪をひきました。ここまで僕が緊張し続けて、3週間も台本を読んでいたんだなと思いました」とつけ加えた。

撮影を重ねるにつれて、イ・ゴンとのシンクロ率も高まったという。スホは「最初は50~60%だったんです。僕は模範的で正義感があり、優しくて、包容力があります(笑)。そのような点で自分と合っていると思ったのですが、イ・ゴンほど利他的で、犠牲を払うことはできないと思いました」と語り、「あまりに利他的なイ・ゴンに、最初は納得できませんでした。台本を見た時、『こんな人がどこにいるんだ?』とも思いました。完璧すぎるじゃないですか。僕はそんな人じゃないのに……。しかし、イ・ゴンの立場で考えてみたら、世子として民と皆のために犠牲を払うという気持ちがますます理解できるようになりました。最後は100%のシンクロ率で終わったんじゃないかと思います」と答えた。

「世子が消えた」の制作発表会当時、スホは既存の“両家顔合わせのフリーパス顔”というニックネームから“世子顔”というニックネームを得たいという願いを語った。目標を達成したかと聞かれたスホは、「僕がそう話したので、ファンの皆さんがもっとそのような雰囲気を作ってくださって、本当に世子顔と言われるようになったと思います。『エキゾチックな顔なのに世子がよく似合っている』『韓服がよく似合っている』という反応を見て僕も驚きました。世子がよく似合っていると言ってくれました」と満足感を表した。

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